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【今月の特集】第2青函トンネル構想実現を目指して

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青森県今別町

7月26日、「第2青函トンネル構想実現に向けた今別町推進会議」の設立総会が開催されました。
かつて、今別町に一番活気があった時期はいつ頃かといえば、昭和中期頃、まさに青函トンネル工事が行われていた時期だと思う方も多いことでしょう。工事関係者が、商店街や飲食店などに溢れかえっており、地域が潤っていた時代です。第2青函トンネル構想が実現できれば、工事関係者が増えることで地域経済へ非常に大きな影響を与えるだけでなく、現在のトンネルを新幹線専用とすることでトンネル内の速度制限がなくなるため高速化が期待でき、新しいトンネルを貨物列車や一般車両、トラックなどの貨物が使用することで北海道と本州の物流が大きく向上します。
実は、お隣の北海道松前郡福島町では、既にこの第2青函トンネル構想実現に向けた機運を高めるため活動しており、道内の工事関係者や経済界などからも意欲的な声があがっているほど活発になっています。福島町は同時期に青函トンネルの工事基地として同じく栄えていた町で、今回の設立総会では福島町で発足した「第2青函トンネル構想を実現する会」会長である、福島町の鳴海清春町長から、この第2青函トンネルに対する想いや、活動の経緯を講演していただきました。
また、阿部町長は「青函トンネルの本州側入口の町として、今別町に活気を取り戻すためには第2青函トンネルが必要だと感じており、国に訴えかけていきたいという想いから推進会議を立ち上げました。」と語っていました。
広報をお読みの皆様もぜひ今別町推進会議にご加入いただき、共に機運を高めていきましょう。ご賛同いただける方は、広報紙と同封した加入申込用紙をご提出いただくか、役場総務企画課(【電話】0174-35-3012)までお電話ください。

■福島町との交流の歴史
広報いまべつ昭和32年1月号『一日も早く海底トンネルを』
※67年前の当時の記事より抜粋
三廏と北海道を結ぶ海底トンネルが早く実現することと、産業や文化の交流を図ろうと、北海道福島町長ほか町議会議員一行二十名が来町し、本町の町会議員と役場会議室で交歓会を開いた。
まず福島町から「今別町と福島町は先祖から血の繋がりがあり、文化的にも経済的にもすぐれている。この土地を訪ねる機会を得たことを喜んでおります。今後、海底トンネルの早期実現の促進について一体となって運動を進めて参りたいと存じますから何卒よろしくお願いします。」と挨拶があり、続いて今別町長が歓迎の挨拶をし、意見交換が行われ、なごやかに有意義に閉会した。なお一行は青森県庁へ陳情のために出発した。

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