【今月の特集】4年ぶりの荒馬 今別の夏を彩る

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4年ぶりの開催となった荒馬まつり。8月5日に海峡さざなみ公園で荒馬まつりメインイベントや合同運行が行われました。町内外から多くの来場者が訪れ、今別の短い夏を楽しみました。
30度を超える猛暑となった合同イベント、アイスやかき氷を販売している出店には長い列が出来ていました。また、4度目の開催となった「世界荒馬選手権大会」に出場した選手たちは汗だくになりながら荒馬を披露し、来場者を魅了しました。
今別町連合婦人会、老人クラブ連合会による芸能発表などのお馴染みのステージイベントだけでなく、今年の8月4日で10周年を迎えた今別町非公式キャラクター「あらまくん・たずなちゃん」の誕生日イベントも開催され、会場全体でお祝いをしました。
今年は、各荒馬の団体と交流のある大学のサークルやその卒業生、東京の小学校の児童も4年ぶりに来町し、合同運行では、迫力のある荒馬を披露しました。
イベントの最後を飾ったのは海峡花火大会。夏の夜空を彩る花火に来場者は大喜び。「今年の花火は良かった」と絶賛する方もいました。

◆町に流れる今別おけさ
今別町連合婦人会の皆さんは、この日のために7月から練習し、4年間のブランクを感じさせない華麗な踊りを披露しました。
会場のステージの前では2曲の踊りを披露し、来場者も参加。コロナ禍前のまつりが戻ってきたように感じました。

◆青函トンネル35周年記念
奥津軽いまべつ駅絵画展入賞授与式
青函トンネル35周年記念奥津軽いまべつ駅絵画展の入賞授与式も合同イベント内で行われ、阿部町長、奥津軽いまべつ駅尾﨑駅長ら7名が入賞者に賞状と副賞を授与しました。

◆第4回世界荒馬選手権大会
第4回を迎えた世界荒馬選手権大会。大川平荒馬に参加している学生団体やその卒業生が審査員の前で披露しました。
今年見事第1位に輝いたのは、荒馬が縁で結ばれた麻生夫婦。
表彰式の後、馬役と手綱取りの息がピッタリとあった荒馬を披露し、来場者からは大きな拍手が沸き起こりました。

◆あらまくん・たずなちゃん
10歳の誕生日おめでとう!
今年で誕生から10年の節目を迎えたあらまくん・たずなちゃん。考案者の嶋中佳子さんは「新幹線開業が決まって、PRのために作りました。私一人の力ではなく、町長や役場、荒馬保存会の力添えがあったからです。これからも二人を応援してください」と挨拶しました。

◆合同運行
4年ぶりに町が荒馬で賑わい、コロナ禍前の活気が戻ってきました。
運行コースの沿道には、多くの観客が集まり、各団体の演舞を楽しみました。中には初めて荒馬を見たという方もいて「もう感動しました!」と感想を述べていました。
合同運行後には大抽選会に参加するための抽選券を500枚用意してありましたが、券を求めて多くの来場者が長蛇の列を作っていました。
今年は静岡県松崎町の深澤町長が今別町の観光地や荒馬まつりの視察に訪れ、阿部町長や小鹿観光協会長らとともに合同運行に参加しました。

※海峡花火大会と各団体自由運行の写真は裏表紙に掲載しております。