地域プロジェクトマネージャー
周布 祐馬
新年明けましておめでとうございます!地域プロジェクトマネージャーの『ぷーま』こと周布祐馬です。今年は暖冬だと言われていますが、ようやく本来の冬らしくなってきました。
私にとって今別に来て2回目の冬なので、だいたい冬の感覚はわかってきました。今年は雪が降り始める前に、除雪の準備をしたり水道の凍結防止をしたり、準備万端で冬を迎えることができました。こうした毎年恒例の当たり前のことでも、雪のない地域から来た者にとってはとても新鮮です。冬支度を題材に旅行者向けの『今別の生活体験プログラム』にできたりしないかと考えたりもしています。
■中身をちょっとだけ。津軽半島さきっちょ郷土芸能祭
さて、今回は2月に開催を予定している『第1回津軽半島さきっちょ郷土芸能祭』(以下、「芸能祭」)について書きたいと思います。
この芸能祭は2月24日土曜日、いまべつ総合体育館にて開催します。当日は、町内の『荒馬』はもちろん『横内のねぶた』や『浪岡・吉野田獅子踊り』の皆さんも真冬の今別までやってきて盛り上げてもらう予定です。
そして今回は今別の小中学生にも協力してもらって、『さきっちょ特大かるた大会』も開催します!今別周辺や参加する郷土芸能団体にちなんだ句をもとに、今別の子どもたちが青森市内の大学生に協力してもらってかるたの特大絵札を作ります。そして芸能祭当日はこの手作りかるたを使ったかるた大会です。どんなチームが参加し、どのチームが優勝するのか!?今から楽しみです!豪華賞品も考えなければですね!!
さらにさらに、会場の外では『いまべつ冬まつり』も同時開催。フードトラックをはじめ数多くの催しが企画されていますので一日中体育館周辺で楽しんでもらえます。何もない冬の期間を少しでも盛り上げたい!そんな一心で仲間たち一同準備を進めていますので、みなさんもぜひ足をお運びください!
■なぜ郷土芸能祭??
ではなぜ私が郷土芸能祭を開催したいと思ったのか。実はこれは私が今別に来る前から仲間と一緒に考えていた企画です。
近年荒馬は担い手不足に悩んでいます。町の若者が徐々に減ることは同時に荒馬の担い手も減るということを意味します。
そしてこの担い手不足は荒馬だけに限ったことではありません。青森をはじめ東北地方には、後世に残すべき素晴らしい郷土芸能がたくさんあります。それらの多くも担い手不足に悩んでおり、コロナの影響も相まって消滅してしまった郷土芸能も少なくないと聞きます。
そんな状況を何とかできないか?私たちなりに出した結論がこの『さきっちょ郷土芸能祭』なのです。知名度は低いけれど、地域で頑張っている郷土芸能団体が力を合わせて一つの空間を作り、全国はもとより全世界に発信できればと考えています。
これは、これまで先人たちが守り受け継いできた郷土芸能を、少しでも多くの人が目にする機会を作るということだけでなく、それに携わる人たちにとってもお互いの郷土芸能について知り、その魅力に気づき確かめあうことで、今後の活動に対する意欲が高まり「明日から頑張ろう!」という気持ちになるものと信じています。
■『さきっちょ』に住む人たちの『まつり』にしたい
今年は今別町内での開催ですが、今後は『津軽半島のさきっちょ』全体を巻き込んで開催したいと思っています。
この芸能祭は、荒馬をはじめそれぞれの郷土芸能の保存会メンバーはもちろん、子どもたちを含めた『津軽半島のさきっちょ』に住む人たちが協力して大切に育てていく『まつり』にしたいと思っていますので、応援よろしくお願いいたします!
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