■今別町の素敵なところを発掘しよう!
青森県は「青森県型地域共生社会」を実現するため、青森県立保健大学の学生さんの力を借りて市町村の調査を行っています。前回は、一日目の聞き取り調査と町内散策の様子をご紹介しました。
今回ご紹介する二日目では、茶めしづくり体験をとおして、今別町の食文化に焦点を当てた調査を行いました。「茶めし」とは、袰月地区に伝わる料理です。もち米、うるち米、甘納豆もしくは金時豆、そして粉にしたカワラケツメイという植物の葉を一緒に炊いたもので、お葬式などで振る舞われます。学生さんは茶めしの調理だけでなく、カワラケツメイを粉末にする作業にも挑戦しました。昼食時には、作った茶めしと大川平加工グループの皆さんが作って下さったオードブルを味わいながら今別町での生活や文化についての聞き取りを行いました。
この二日間で行われた調査を基に、誰もが安心して生活することのできる青森県型地域共生社会の実現に何が必要なのか、検討を進めていきます。身近な支え合いやつながりは、当たり前のものとなってしまい、それが素敵なものであることを忘れてしまいがちです。皆さんが何気なく行っている支え合いの素敵なところ・いいところはどこなのか考えてみるのはいかがでしょうか?
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