■協力してつくった祭
郷土芸能とは、地域の住民にとって生きる喜びであり、社会的にも参加者同士の絆を深め、郷土愛を育む地域活動です。しかし、担い手不足やコロナ禍により、存続と継承の危機に陥っている郷土芸能もあります。
この祭を通して、自分たちの地域の誇りを再発見するきっかけになればと思い、地域プロジェクトマネージャーの周布祐馬氏と商工会青年部が中心となった実行委員会や青森中央学院大学が企画しました。この祭の中で行われる特大かるた大会のかるた作りは、今別小・中学校に通う子どもたちが大学生と協力して行われました。また、今別中学校の生徒は町内放送にも挑戦し、祭の周知に協力しました。
2月24日イベント当日は、今別荒馬保存会の力強い演舞から始まり、続いて大川平荒馬も演舞し、会場を盛り上げました。そして、今別町初披露となる青森市浪岡地区の吉野田に伝わる伝統芸能「獅子踊」が披露されました。小学生から80歳までの幅広い世代が一緒に稽古しており、次世代への継承も活発に行われています。
来場者が参加できるコーナーもあり、町の小中学生が作った特大かるたを使ったチーム対抗かるた大会が開かれました。
取りを務めたのは横内ねぶた実行委員会。体育館に響き渡る囃子と跳人のかけ声は来場者を魅了し、最後は出演者やスタッフ、来場者を巻き込んで総踊りが行われました。
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