【Think with ぷーま!】伝統をこれからも

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地域プロジェクトマネージャー
周布　祐馬

こんにちは、地域プロジェクトマネージャーの『ぷーま』こと周布祐馬です。
新聞でも取り上げていただきましたが、先日「大川平加工グループ最後の販売会」を開催しました。開催した理由は2つあります。1つ目は長年地域の味を多くの人々に伝え、楽しませていただいたことへの敬意と感謝を伝えるということ。そして2つ目はこれからは僕たち若い者がしっかり味や想いを受け継ぎますと内外に発表するということです。
しかし伝統を受け継いでいくのは簡単なことではありません。地域の人口をはじめ様々な環境が以前とは変わってしまっています。伝統を受け継ぐことで、楽しかった日々が大変なものになってしまっては本末転倒ですし、いつか受け継ぎたいと思う人もいなくなってしまうでしょう。
そこで僕はこのように考えています。伝統を受け継ぐ際に重要なことは、全く同じように受け継ぐのではなく、今の環境に合わせて、時にテクノロジーを使って受け継ぐ人たちの負担を減らしつつ楽しみながら受け継ぐことだと。わかりやすい例がねぶたにもあります。かつてはねぶたの明かりはロウソクでした。でも電気に変わりました。さらに最近はLEDを使って光の演出しているねぶたも出てきています。世界的に有名なねぶたでさえ、その本質は守りつつも、形や方法を変えながら受け継がれているのです。
「これまで皆さんが守り伝えてきた灯(ともしび)を、絶やすことなくまた次の世代でも灯し続けるために、今を生きる私たちは何をすれば良いのか」
この問いをこれから仲間と共に考えていきたいと思います。もちろん、僕たち自身も「楽しむ」ということを忘れずに…。