◆ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の実現に向けて
岩織 好信(いわおり よしのぶ)さん(南郷朝もやの館総合情報館・森の直売所 勤務)
悠紀子(ゆきこ)さん(森のおかしやさん 経営、栄養士)ご夫妻
4人の子どもを持つ岩織さんご夫妻。悠紀子さんは結婚後、義母が作るおやつに触発され、子育てをしながらお菓子作りの師範免状を取得。独学でパン作りも習得し、現在は「森のおかしやさん」として、おいしいお菓子やパンを作っています。好信さんは仕事が休みの日に、悠紀子さんが作ったお菓子やパンを朝市などで販売しています。
そんなお二人にお話を伺いました。
◇好きなことだから頑張れる(悠紀子さん)
「子どもが大きくなる頃には自分も年をとってしまう」と思ったことや、家族の後押しもあり、上の子が1歳になった頃から地元のカルチャースクールで勉強を始め、その後師範免状取得のため月1回東京へ1年間通いました。当時は、小さな子どもたちの世話や家業の手伝い・家事・勉強をこなしていたので大変でしたが、好きなことのためなので頑張れました。
◇両立は苦にならない、むしろ気晴らし(好信さん)
旅が好きで、以前はよく旅に出ていました。今はなかなか行けませんが、朝市で市外から来たお客さんと話していると自分も旅をしている気分になれます。PTAや消防団の活動、家業の農園の仕事もしていますが、いろいろなことをするのが気晴らしになっており、あまり苦になりません。
◇夫婦間の役割分担は「お互いをよく観察して補い合う」
・お互いにお礼を言う(悠紀子さん)
子どもにミルクを飲ませることや学校の送迎、高所作業など、相手ができることから協力をお願いしました。おかげで任せられる家事が増え、今では洗濯が夫の担当です。お互いにお礼を言うことも大事だと思っています。
・夫婦が協力し合うものと思う(好信さん)
料理の腕はかなわないし、妻のストレス発散になるようなので、そこは任せて、自分は彼女が忙しくて手が回らない家事をするようにしています。子育てにしろ、家事にしろ、夫婦が協力し合うものと思うようになりました。
◇将来のこと
・自分のペースを大切に(悠紀子さん)
まずは子どもたちを社会に出すことを目標に。朝が早くて体力も使う仕事なので、いずれは働き方を変え、自分のペースで仕事をするのもいいと考えています。
・将来は店舗を構えたい(好信さん)
定年後は、農家をやりながら畑の近くにお店を構えて、夫婦一緒にやっていければいいと思います。
次回は4月号に掲載!
問合せ:市民連携推進課
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