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おいでよ!久慈・二戸

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青森県八戸市 クリエイティブ・コモンズ

【久慈】
◆日本有数の産地 太古の時を記憶する琥珀(こはく)
◇人類最古の宝石
琥珀は、樹脂が長い年月をかけて化石化した植物由来の宝石で、人類最古の宝石とも呼ばれています。
久慈の琥珀は、世界の主な産地の中で突出して古い、約9千万年前の地層から採掘。宝石としても歴史が古く、奈良や京都の古墳から勾玉(まがたま)や丸玉などが出土し、珍重されたことが伺えます。久慈地方では、古くから燻いぶしてお香や虫よけに使用。室町時代から琥珀採掘が産業化され、染料や薬など各地で重宝されたともいわれています。現在はアクセサリーやボールペン、ランプなどの工芸品として販売。平成26年頃には、琥珀採掘時に出土していた炭が、漆黒の宝石「ジェット」であることが判明しました。琥珀の小片を精製するリファインドアンバー技術を活用して、5年がかりで商品化に成功し、好評を得ています。
太古のロマンを感じる琥珀を手に取りご覧ください。

◇こはくの日
5月8、9日が語呂合わせでこはくの日に制定されました。北欧では結婚10年目のお祝いとして琥珀を贈る文化があります。幸せの贈り物として琥珀を選んでみてはいかがですか。

◇久慈 施設情報
・森の奥に現れる琥珀の博物館
国内唯一の琥珀専門の博物館。
琥珀の特徴、歴史がわかる資料や世界最大の琥珀製モザイク画などの美術工芸品が展示されています。
4月中旬から11月末まで、琥珀の採掘を体験できます。久慈の地層は中生代白亜紀後期のもので、恐竜やカメなどの化石が見つかるかもしれません。自分の手で採掘してみませんか?

問合せ:久慈琥珀博物館
【電話】0194-59-3831

【二戸】
◆国産漆の最大産地 世界に誇る浄法寺漆
◇二戸地域の漆文化
現在国内に流通する漆のほとんどが外国産で、国産はわずか5%ほど。そのうちの7割以上が二戸市浄法寺周辺で生産されています。
時代の変遷と輸入漆の増加に伴い、需要が激減した国産漆ですが、平泉の中尊寺金色堂や京都の鹿苑寺金閣など、日本を代表する国宝建造物の修復に使用されたことで、その品質の良さが再評価されています。文化庁は、平成30年度から国宝などの建造物の修復にはすべて国産漆を使用する方針を固め、二戸市では漆の苗木の植樹や生産に携わる人材の育成を積極的に進めています。
漆本来の魅力が際立つ端整さと、実用性を兼ね備えた浄法寺漆は、決して特別な日だけに登場するものではなく、日々の暮らしに寄り添う器であり、使い続けることで生まれる「経年美化」を楽しめるのも漆器ならではの魅力です。

◇浄法寺歴史民俗資料館
日本一の漆生産を誇る浄法寺で、昔から伝えられてきた漆掻きの仕事や、職人が使用する道具など、漆に関する資料が充実しています。
営業時間:9時~16時30分(月曜・年末年始休館)
入館料:大人210円、小人110円
【電話】0195-38-3464

◇二戸 施設情報
・滴生舎
天台寺ふもとにある「滴生舎(てきせいしゃ)」は、浄法寺漆専門の漆器製作工房。漆器ひとつひとつを実際に手に取れるほか、漆塗り作業の様子をガラス越しに見学することが可能です。また、漆掻き職人の手ほどきによる「漆かき体験」や「漆塗り体験」などワークショップやイベントを定期的に開催しています。
営業時間:8時30分~17時(火曜・年末年始休館)
【電話】0195-38-2511

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