地球温暖化とは、空気中の二酸化炭素(CO2(シーオーツー))やメタンなどの「温室効果ガス」が大量に放出されて、温室効果ガスの濃度が高くなり、地球に熱がこもりやすくなって、温室のように気温が高くなることです。地球温暖化が進むと、海水の膨張や氷河などの融解により海面が上昇したり、異常気象が頻発したりする恐れがあるなど、私たちの生活に大きな被害を及ぼす可能性があります。
二酸化炭素は、石炭や石油、天然ガスなどの化石燃料を燃やしてエネルギーをつくるときに大量発生するため、暖房や給湯、家電などを使ってエネルギーを消費し、便利な生活をするほどCO2が増えています。
◆八戸市のCO2排出量は?
令和2(2020)年度の八戸市のCO2排出量は375万トン(推計)です。前年度に比べて7.4%減少していますが、主な要因としては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に起因すると考えられる市全体のエネルギー消費量の減少が挙げられます。
※詳細は本紙をご覧ください。
工業プロセス:化学製品やセメントなどの鉱物製品の製造に伴う排出
民生業務:事務所や店舗などからの排出
エネルギー転換:電気事業者やガス事業者などにおける自家消費などに伴う排出
◆地球温暖化防止のためにできることは?
市では、4年2月に、地球温暖化の影響といわれる気候変動の危機感を市民の皆さんと共有することを目的として、「気候非常事態」を宣言し、市内の二酸化炭素排出量削減に向けた取り組みを進めているところです。そのためには、私たち一人ひとりが、日々の生活の中で省エネを意識した行動を実践していくことが重要です。
◇電気ポットを長時間使用しないときは、プラグを抜く
年間で電気約107kWh(約3,330円)の省エネ効果、CO2約52kgの削減効果があります。
◇温水洗浄便座を使わないときは、フタを閉める
年間で電気約35kWh(約1,080円)の省エネ効果、CO2約17kgの削減効果があります。
参考:省エネポータルサイト「家庭でできる省エネ」(令和5年3月経済産業省HPより)
問合せ:環境政策課
【電話】43-9265
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