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自治体の皆さまへ

地元のこと、進路のこと、八戸で18年間を過ごした高校生からのメッセージ(2)

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青森県八戸市 クリエイティブ・コモンズ

◆わたしたちの進路選択
それぞれの道を進んでいく3人に、進路を決めた経緯をお聞きしました。

・大堀さん
市内就職で、スポーツインストラクターとして働きます。器具の使い方を教えるほか、その人に合わせたトレーニングメニューを作ったりエクササイズレッスンをしたりします。もともと運動が好きなので、スポーツ関係の仕事に就きたいと考えていました。高校2年生頃まではサポートする側になりたくて、柔道整復師の資格を取得できる学校への進学も考えていたのですが、サポートだけではなく自分も動きたいと思って、就職にも視野を広げてみたら市内にやりたいことができる仕事がありました。青森県は短命県と呼ばれているので、皆さんに楽しく運動してもらい健康になってほしいです。

・大山さん
東京にある言語を学べる専門学校へ進学し、英語とフランス語を専攻します。小さい頃に読んだ「星の王子さま」の原書が、フランス語だと先生から教わったことが、言語を学びたいと思った最初のきっかけです。それから、英語検定を受けて分かる英語が増えていくことが楽しかったり、K-POPが好きで韓国語も分かるようになったりといった経験を通して、理解できる言語が増えると視野や可能性が広がっていくと感じました。ホテルに勤めたいと考えた時期もありましたが、どんどん外国語を勉強したい気持ちが強くなり、先生に相談して言語を学ぶ学校に進学することにしました。

・武田さん
市内就職で、美容関係の職種です。ブライダル関係の就職を考えていた高校2年生の時に、結婚式当日の新郎新婦に密着した動画で、新婦がブライダルエステを受けてエステティシャンに感謝している様子を見て、自分の技術でお客様に喜んでもらえる仕事がしたいなと思い志望しました。エステは若い人たちにとって費用が高いイメージがあると思います。八戸で美容を活発にして、行きやすい雰囲気を作ってイメージを変えていきたいです。

◇市では、5年6月から7月に、小学5年生から高校生を対象とした「令和5年度八戸市若者意識調査アンケート」を行いました。
※アンケート結果は本紙8ページをご覧ください。

◆考えてみた、未来のこと。
令和5年度八戸市若者意識調査アンケートで、八戸へ愛着や親しみを感じていると答えた人は74.1%でしたが、将来、八戸に住みたいと答えた人は16.1%でした。
そこで、卒業を迎える3人に、八戸に住み続けたいか、若い人が八戸に住みたいと思うにはどうしたらよいかアイデアをお聞きしました。

◇ぶっちゃけ 八戸に住み続けたい?
・八戸に住み続けたい!慣れているし住みやすい!八戸ならいろいろなところに行ける。(大堀さん)
・東京で経験を積んで、八戸に自分に合った職場があるなら戻りたい。なかったら、たぶんずっと東京…。(大山さん)
・八戸で経験を積みたい。でも、関東で仕事に必要な技術を学んでみたい気持ちもある。技術を高めて八戸で活かしたい!(武田さん)

◇教えて! 八戸をもっと住みたいまちにしていくためにはどうすればいい?
・八戸ならではの発信
若い人はSNSを使うので、InstagramやYouTubeで、八戸ならではのものを発信していくと、魅力に気付いて八戸に住みたいと思うかも。例えば「縄文」だったら、こどもの国で開催している「縄文なべまつり」を大きく取り上げて発信するとか!
「もっと八戸のことを知りたい!」

・地域の活動を増やす
小さい頃から地域の活動に参加すると、新たな魅力を知ることができると思う。そういった活動を増やしていくと、八戸の魅力に気付いて住み続けたいって思うんじゃないかな。
「八戸で体験したい!」

・美容・ファッション系の店舗を増やす
県外に行く人は、地元に「自分が就きたい職種の求人がない」、「遊ぶところがない」と言っているので、美容・ファッション系の店舗が増えたら求人も増えるし若い人も楽しめると思う。自分たちがイベントを企画する側になるのも、魅力に気付くきっかけになるし、楽しいって思える!
「好きになるきっかけがほしい!」

3人はこれまでの経験を踏まえ、若い人が八戸の魅力に気付き住み続けたいと思うまちにするために、18年間で地元のことをもっと知り、地元でさまざまな体験をして、地元をもっと好きになるきっかけを作ることが大切だと考えてくれたにゃ。
魅力あるまちづくりのヒントを教えてもらったにゃ!育ってきた18年間って大事なんだにゃ~!

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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