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エネルギー供給拠点八戸 環境負荷低減に貢献するエネルギーLNGを紹介します

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青森県八戸市 クリエイティブ・コモンズ

◆LNG(液化天然ガス)とは?
・主成分はメタン(CH4)で、都市ガスなどの原料となります。
・天然ガスは、液化することで気体状態に比べて体積が600分の1になるため、輸送効率が非常に高くなります。
また、燃焼時の二酸化炭素(CO2)の排出量が化石燃料の中では最も少なく、石炭と比べて排出量は約6割です。

◆北東北最大のLNG輸入・供給基地「八戸LNGターミナル」
八戸市には、ENEOSエルエヌジーサービス(株)が運営する「八戸LNGターミナル」があり、総貯蔵量28万キロリットルのタンクや国内最大級のローリー出荷設備を備えるLNG一大供給基地として、東北や北海道東部への供給拠点となっています。
また、基地から市川水産加工団地までの八戸港周辺エリアには、総延長約22kmにおよぶガス供給のパイプラインが整備されており、火力発電所の燃料、都市ガスの原料、工場での事業活動に使用されるなど、私たちの日常生活にも密接に関わっています。
八戸LNGターミナルの存在によってLNGが身近なエネルギーとなり、工場設備等の燃料を重油などから天然ガス・LNGに転換し、環境負荷低減に取り組んでいる事業者が増えてきています。

◆CO2排出抑制に取り組む事業者を紹介します!
市では、環境負荷が少ないエネルギーシステムに転換してCO2の排出を抑制する事業者に対し、その経費の一部を補助することによって、CO2排出抑制に取り組む事業者を応援しています。

◇取組事例
合同酒精株式会社 酵素医薬品工場
同社は、「自然の恵みを活かし、バイオ技術をベースに、人々に食の楽しさと暮らしを提供する」という企業理念のもと、微生物を培養する発酵技術を活かした食品用酵素や免疫反応技術を活かした体外診断薬などを製造しています。
主力製品である乳糖分解酵素(ラクターゼ)は乳飲料やヨーグルトなどの乳製品に使用される酵素で、海外メーカーと世界シェアを2分しており、八戸から世界各国へ輸出しています。また、大腸がん検査試薬も国内シェア2位を誇り、全国の健康診断にて使用されています。
CO2排出削減への取り組みの一環として、平成29(2017)年には、市の補助制度を活用し、製造ラインで使用していたA重油ボイラーから、LNGを燃料とするガスボイラーへ更新するなど、環境に配慮した取り組みを進めています。
住所:城下二丁目11-67【HP】https://www.oenon.jp

問合せ:産業労政課
【電話】43-9048

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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