文字サイズ
自治体の皆さまへ

町長新年挨拶

1/23

青森県大鰐町

◆『住みたい・住み続けたい』心豊かに暮らせるまちづくり
明けましておめでとうございます。町民の皆様におかれましては、健やかに初春をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、町政運営に関しましては、特段のご理解とご協力を賜り、深く感謝申し上げます。

さて、3年を超える長期間、度重なる感染拡大を繰り返した新型コロナウイルス感染症は、昨年5月に感染症法上の位置づけが5類に移行しました。この感染症がもたらした人流の停滞による各種産業、ことに観光業の大幅な落ち込みは、地域経済が回り始めたことで持ち直しの傾向が見え始めております。しかし、今冬は季節性インフルエンザとの同時流行が懸念されますので、ワクチン接種や基本的な感染防止対策に努めてくださるようお願いします。

コロナ禍の影響で建設及び開所に遅れが生じていた町立大鰐診療所ですが、昨年10月1日にようやく開所することができました。病院から診療所へと形態は変わりましたが、これからも安心して暮らし続けていただくために、介護・保健・福祉、及び周辺医療施設との密接な連携を築き、皆様の健康を守り、生活に寄り添う医療を目指してまいります。

昨今頻発する災害への対応につきましては、町の喫緊の課題の一つであります。昨年8月の大雨では、農地の冠水や道路の法面崩壊などの被害が発生しました。また、年間を通じて複数件の火災も発生し、尊い生命と財産が失われました。町では、「災害に強いまちづくり」の重要性を再確認したところであり、被災箇所の早期復旧に努めるとともに、防災訓練や非常用物資の備蓄等も継続的に実施し、今後も関係機関と協力しながら町の防災対策を徹底してまいります。

また、防災拠点となり得る役場庁舎の建て替えにつきましても、昨年度から本格的に検討を進めており、町に相応しい新庁舎の整備方針と計画を定め、町民の誰もが親しみを持ち、安全で利用しやすく、かつ職員が働きやすい施設を目指してまいります。
町の主要産業の農業振興策につきましては、生産者の足腰を強靭にするべく、農業生産施設整備に対しての支援強化や減収対策支援など、多面的で重層的な対策で農業を支えてまいります。

第6次大鰐町振興計画につきましては、未来に希望を持つことができるまちづくりを町民の皆様とともに推進し、将来にわたって持続的な成長を維持していく指針として、「わになってみんなポカポカ大鰐町」をまちの将来像に掲げて、昨年3月に策定しました。近年の人口減少・少子高齢化の進行に加え、新型コロナウイルス感染症対策の経験による新しい生活様式への変化、原油・エネルギー価格その他の物価高騰などにより、これまで経験したことのない時代への転換期を迎えています。行政需要が複雑多様化する中、町の財政は依然として厳しい状況ではありますが、合理的で機能的な行政運営に努め、引き続き財政規律を堅持し効率的で効果的な財政運営を推進していくとともに、人口減少の克服、町の主産業である農業を主体とした事業承継、産業振興及び観光振興など、今後も積極的に取り組んでまいる所存です。

また、振興計画に基づき町の情報をいち早く届けるため、LINE公式アカウント「わにLINE」を昨年末に開設したところでもあります。観光や生活情報のほか、災害時に役立つ気象・避難所等の情報などを知ることができる新たなツールとして、広く認知され、皆様に活用されることを期待しております。

すべての町民の笑顔を守るため、これからも「安全・安心」に「健やか」で「心豊か」な暮らしができ、また、町民一人ひとりが繋がり大きな輪になることで、皆様が「温かい」と感じ、そして「住みたい、住み続けたい」と思っていただけるようなまちづくりに、職員と一体となって取り組んでまいりますので、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
本年が町民の皆様にとりまして、健康で実り多い年となりますよう心からご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。

大鰐町長 山田年伸

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU