地域包括支援だより

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■成年後見制度を知ろう
▽成年後見制度とは
成年後見制度とは、認知症、知的障害、精神障害などによって物事を判断する能力が十分ではない方について、本人の権利を守る援助者(「成年後見人」等)を選ぶことで、本人を法律的に支援する制度です。

◆成年後見人について
家庭裁判所が、最も適任だと思われる方を選任します。親族の他、福祉や法律の専門職、専門的な研修を受けた市民後見人等が選任されます。

◆支援の内容
◇財産管理
本人の収入や支出を把握し、本人のために必要な支出を計画的に行いながら資産を維持します。
たとえば、不動産の管理や処分、通帳の管理など。

◇身上保護
介護・福祉サービス利用の手続き、施設入退所の手続き・費用支払い、医療機関の受診に関する手続きなど。

※障害や認知症の程度によって、支援できる内容が変わります。
※食事を作る、掃除、日用品の買い物を代わりに行う、手術の同意をする、介護をする、毎日来てもらう、話し相手になってもらう等の支援はできません。

◆手続き方法
本人の住所地を管轄する家庭裁判所への申立て手続きが必要になります。
手続きは、本人・配偶者・四親等内の親族のほか、身寄りがない場合や家族による虐待がある場合は市区町村長が申立てをすることができる場合があります。
詳しい内容やご利用方法については、下記または管轄の家庭裁判所までお問合せください。

◆費用
申立てに必要な費用(診断書料：3千円～1万円程度、収入印紙・郵便切手・登記手数料：1万円程度、鑑定費用(必要な場合)：5～10万円程度)
※成年後見人が決定し制度の利用が始まると、成年後見人への報酬費用が発生します。支払う金額は裁判所が決定します。

◆相談窓口
成年後見制度について分からないことや聞きたいことがあれば、まずは下記までお問合せください。

問合せ：保健福祉課地域包括支援係
【電話(直通)】55-6569