警察だより(1)

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■特殊詐欺の被害をなくそう!
◆青森県内の令和6年5月末現在の特殊詐欺発生状況(暫定値)
・認知件数　18件
・被害金額　2,518万円
・未然防止件数　40件

5月末までに認知した18件のうち、13件が架空料金請求詐欺でした。
架空料金請求詐欺とは、架空の名目を理由にお金をだまし取ることです。今回は、そのうちの「パソコンのウイルス除去費用名目」と「副業」をかたる手口をご紹介します。

◆架空請求詐欺
・パソコンのウイルス除去費用名目の手口
パソコンを操作中に警告音が鳴り、画面に「ウイルスに感染しました。サポートセンターはこちら。」などと表示され、画面に表示された電話番号にかけると「修理代としてコンビニで電子マネーを買って、コードを教えてください。」などと指示されます。
⇒一度支払うと、理由をつけて何度もお金を要求されます!

・副業をかたる手口
インターネットやSNSで副業の広告を開くと、相手からSNSでのやりとりを要望されます。その後、副業(実際はうそ)を勧められ、手数料などを名目に指定された口座への振込を求められます。
例(1)：「指定するSNSアカウントに『いいね』をすると報酬をもらえますが、事前にお金を払ってプランに加入すると、さらにもらえる報酬が増えます。」
例(2)：「ネットで商品販売を始めるために、指示通りに代金を振り込んでください。」
⇒副業の報酬を出金しようとしても、引き出すことはできません!

携帯電話を使用しながらATMを操作している方や、コンビニで多額の電子マネーを購入しようとしている方を見かけたら、「詐欺じゃないですか」と声掛けをお願いします。

身に覚えのないお金の話は一人で対応せず、家族や知人、最寄りの警察署または交番・駐在所にご相談ください。

■青森県警察防犯アプリ『まもリン』
みなさんの身近で発生する事件の情報や、子どもや女性を対象とする事案の情報などを提供しています。ダウンロードは無料ですので、QRコードからダウンロードをお願いします。
※QRコードは本紙P.19をご覧ください。

■住宅対象侵入犯罪被害防止
◆青森県内の令和5年中の侵入窃盗発生状況
・侵入窃盗　531件(前年比　+232件)
・住宅対象　71件(前年比　-8件)
令和5年中は、「侵入窃盗」の認知件数が大幅に増加しています。そのうち、住宅対象の被害については、約7割の方が鍵を掛けていない状態で被害に遭っています。
犯人は鍵の掛かっていない建物や自転車、車を狙っています。また、犯人と鉢合わせになることで、強盗などの凶悪犯罪に発展する可能性もあります。

◇「鍵掛け」を習慣にして自宅を守りましょう!
・在宅時や短時間の外出でも確実に鍵を掛ける
・外出前や就寝前は、玄関と全ての窓の施錠を確認する
・窓の外に侵入の足場となるようなものを置かない
・盗まれる物はないと思っても、鍵を掛ける

◆登山地図GPSアプリ『YAMAP』を活用しましょう!
山岳遭難の防止や遭難者の早期発見につなげようと登山地図の無料アプリを運営する企業『ヤマップ』と協定を結んでいます。アプリを利用して、登山届を作成、青森県警察にて移出することも可能です。スマートフォンをお持ちの方は是非ご活用いただき、登山、山菜採りを楽しんでいただければと思います。

◇活用方法
(1)アプリを起動し、入山する山を選択※1。地図をダウンロード※2
※1　入山する予定の付近に山がない場合は最寄りの山を選択
※2　無料会員は月2回まで利用可能
(2)保存した地図を開き、活動開始を選択すると、自身が歩いた記録が残るようになります。
(3)事前に仲間同士でグループ登録しておくと、お互いの位置情報も共有できます。

警察相談専用電話
【電話】#9110
【電話】017-735-9110

問合せ：黒石警察署大鰐交番
【電話】48-2241