文字サイズ
自治体の皆さまへ

町政ここが聞きたい 議会だより 6月 定例町議会 一般質問(7)

11/41

青森県大鰐町

◆髙橋浩二議員
(1)地域の足について
(2)遊休施設の活用について
(3)チャレンジショップについて

問:(1)車を持たない高齢者の方が増えてきていて、それは日々の買い物すらし辛いということに繋がっている。自宅まで荷物を持って帰ることを考えると飲み物など重量のあるものは諦めたりするという声も聞く。
生活のしやすい大鰐、暮らすなら大鰐、町民の皆様にそう感じてもらうためにも地域の足となるべく取り組みは必要だと思う。国土交通省でもネット上にいくつかのイメージを掲載している。町民のために町ではどのような取り組みをお考えか。

答:(1)(町長)
地域の足については、車を持たない高齢者の移動支援は、健康維持と社会参加を促進するためにも非常に重要な問題だと認識しており、安全安心に目的地に移動できるようなサポートが必要だと考えている。
町では毎年度、デマンドバス三路線の地区において住民説明会を実施し、町民の意見や要望を伺い、利用者のニーズに合わせたサービスの見直しを行っている。
また、令和五年度末に教育分野と福祉分野を含めた移動サービス関係者による協議の場を設置したことにより、今後は交通事業者と移動サービス事業者間の連携促進を深め、町民の移動環境の充実を図っていく。

問:(2)町で管理している遊休施設について、このまま放置しておくと使えたはずのものも荒れて使えなくなると思う。改修して解放するなどのお考えはあるか。例えば体育館は床をとっぱらい雨天時や冬期に使える屋内練習場にしたり、校舎にはスポーツ協会や観光協会など町関係機関の総合施設として活用するなど、そのようなお考えはあるか。

答:(2)(町長)
遊休施設については、旧大鰐第二小学校の例をとると、全国スキー大会準備室として利用する際に、県担当部局に問い合わせたところ、事務的な利用では問題ないが、不特定多数の人が出入りするような体育館の貸し出しなどは、法令基準を満たすための建物の用途変更が必要であると確認している。
現状の校舎・体育館を用途変更するためには、大規模改修が必要となっており、廃校利用についても、十分に財政面を考慮した対応が必要なことを御理解頂きたい。

問:(3)ここ数年駅前に新しいお店が増え、また昨年秋からは空き店舗等を活用したイベントが開催され、先日のイベントでは四千人以上の人が来られたのは皆様の記憶に新しいと思う。地域の経済効果のあったイベントだと感じている。
これからの大鰐町の活性を考えてもお店が増えていくことは望ましいと思う。そこで地域の活性のためにチャレンジショップをいくつか設けるお考えはあるか。地域に魅力あるお店が増えることは観光の集客にもなり町の活性にも繋がる。チャレンジショップ、そのようなお考えはあるか。

答:(3)(町長)
チャレンジショップは、将来の新規開業を目指し、本格的な開業の前に一定期間、試験的に開業のための経営体験ができる施設で、県内では青森市の「パサージュ広場」や八戸市の「八戸屋台村みろく横丁」があり、民間事業者が主体となって取り組んでいる。
低コストでお試し開業を行うことができる一方で、出展者によって必要な設備が異なるため、一業種に特化した施設や設備にした場合、募集条件が限られる点や、箱だけの施設では応募者が設備投資するための多額な資金が必要であるなどの問題もある。
チャレンジショップについて、現時点で設置する予定はないが、先月開催された「わぁんどストリート」には五十店舗近く出店しており、起業を目指す方にとって経営体験ができる良い機会になったと思われる。
町では、新たに起業する方が金融機関で融資を受ける場合、県と連携しその信用保証料に係る部分を補助している。
また、空き店舗を活用して起業する場合、店舗の改修費用を補助する事業も実施している。
今後も関係機関と連携し、起業を志す方が安心して開業できるよう、サポート体制を整えていく。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU