国民健康保険は、職場の健康保険や後期高齢者医療制度など他の健康保険に加入している方を除く全ての方が加入することになっています。
令和4年度の国民健康保険特別会計(国保会計)の決算が9月議会で認定されましたので、市民の皆さまに、その概要をお知らせします。
■市の国保の加入状況(令和4年度末)
市の総人口29,959人(令和5年3月末)に対し、国保の被保険者総数は、7,264人で加入率は24.2%(対前年度比0.9ポイント減)となっています。
■決算の状況
令和4年度の国保会計の決算は、歳入が35億3,326万円(対前年度比96.1%)、歳出が34億4,987万円(対前年度比97.1%)でした。歳入歳出の収支差引き8,339万円のうち、8,300万円を基金に積み立てし、残額を令和5年度へ繰り越しました。
■医療費と国保税
歳出の約7割は保険給付費(医療費など)で、年間1人当たりの医療費(入院+入院外+歯科+調剤)は、36万1,457円です。歳入では自主財源である国保税が約2割であるのに対し、依存財源である県支出金などが約8割となっています。年間1人当たりの国保税額は9万3,409円で、現年度分の収納率は、95.63%となっています。
■医療費の適正化に向けて
医療費は新型コロナウイルス感染症による受診控えで一時的に下がったものの、再び増加に転じています。そのような状況において医療費の適正化を図り、健全な国民健康保険財政を運営していくためには、一人ひとりが健康管理に努め、健康の維持増進を心がけることが必要です。
市では医療費の節減のため、低価格で、安全性や効き目は新薬と同等と認められているジェネリック医薬品(後発医薬品)の使用を推進しています。医師や薬剤師と相談しながら、ジェネリック医薬品で薬代の負担を軽くしましょう。
同じ病気でのお医者さんの掛け持ちや、受診日数が多い方を対象に、保健師が健康に関する助言のため、訪問・指導を実施していますので、ご理解、ご協力をお願いします。
問合せ:税務課国保係
【電話】55-5328
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