文字サイズ
自治体の皆さまへ

食育通信/食品を無駄にしない方法 果物編

25/35

青森県平川市

果物の多くはデリケートで、水分の多いものはすぐに傷んでしまいます。購入後は早めに食べることが大切ですが、必要以上に購入したり、保存方法を間違うと、食べ切る前に捨てることになるかもしれません。そこで今回は、傷みやすい果物と、その対策について紹介します。

■りんご
りんごは比較的日持ちのする果物ですが、野菜や果物の劣化の原因になるエチレンガスを発生させます。そのため、同じ袋や箱の中にたくさんりんごを入れてしまうと、互いのエチレンガスによって鮮度の低下が早まってしまいます。少し面倒ですが、1玉ずつポリ袋に入れて冷蔵庫に保存する方法がおすすめです。また、りんごは乾燥に弱いので、1玉ずつ新聞紙で包んでからポリ袋に入れるとより効果的に鮮度をキープできます。

■桃
桃は人によって硬さの好みが異なりますが、バナナと同様に追熟を調整することで好みの状態を維持することができます。硬い状態が好みなら、鮮度保持袋などに入れて野菜室に保存することで追熟を遅らせることができ、冷暗所などで常温保存すると追熟が進んで桃を柔らかくすることができます。ただし、常温保存で3・4日、冷蔵保存でも1週間が保存期間の目安となるので、購入後は早めに食べるようにしましょう。

■バナナ
バナナは収穫後、追熟することで甘くなる果物です。シュガースポット(バナナの皮にある黒い斑点のこと)が出てくると甘くておいしくなりますが、追熟が一気に進むので少人数の家庭では食べ切れないこともあるかもしれません。そこで、シュガースポットが出て食べごろになったら、冷蔵庫での保存がおすすめです。そうすることで追熟を遅らせ、ちょうどいい甘さをキープすることができます。また、バナナを何重にも積み上げたり、カーブしている部分を下向きにして置いたりしていると、負荷がかかって傷みやすくなります。保存時に気を付けることはもちろん、買い物の際にも売場の並び方などに注目してみましょう。

問合せ:農林課農政係
【電話】55-5898

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU