現在世界中で課題となっている食品ロスの多くは、食品メーカーやスーパーマーケットで発生しているイメージがありますが、食品ロス量の半分は家庭から発生しています。家庭からの食品ロスの主な要因は、「食べ残し」「過剰除去」「直接廃棄」の3つです。ここでは「直接廃棄」について説明していきます。
■直接廃棄とは
食品を買ったものの、結局使い切れずに捨ててしまったという経験はないでしょうか。これが食品ロスを発生させる「直接廃棄」と言われるもので、家庭から出る食品ロス量の約20%を占めています。
■直接廃棄の原因
(1)食品の買いすぎ
日持ちのしない野菜などを大量に買ってしまうと、家庭での消費が間に合わなくなり、食品を腐らせてしまいやすくなります。食品を買うときは、前もって献立を決めておくなどの計画性が大切になります。
(2)保存している食品の食べ時を見逃してしまう
正しい保存方法で食品を長持ちさせても、食材が傷む前に食べ切らなければ意味がありません。食品は徐々に劣化していくものです。大切なのは、食品の食べ時を逃さずにしっかりと使い切ることです。
8月号では、捨ててしまいがちな食品を無駄にしない買い物の方法について紹介します。
問合せ:農林課農政係
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