■「カパカパ福俵ころがし」とは?
「カパカパ福俵ころがし」とは、金屋地区に伝わる旧正月の伝統行事で、子どもたちが紙人形にネギやニンジンを刺した「シナコ」や福俵を持ち、厄年を迎えた人のいる家々や企業をまわり、掛け声に合わせて福俵を転がして商売繁盛や家内安全を祈願する行事です。
金屋地区の「カパカパ」は昭和になる前から行われ、一時期休止しましたが、昭和14~16年ころから名称が「カパカパ福俵ころがし」になったと言われています。
2月2日、朝から公民館に子どもたちや関係者が集まり、神主や大黒天に扮して地区内を回りました。
各家では、神主役がお払いをした後、半てんを着た子どもたちが歌う中、大黒天役が福俵を転がし、福が舞い込むよう祈願しました。その後、魔よけのため玄関先に「シナコ」を置きました。
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