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村議会12月定例会(1)

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青森県田舎館村

第4回議会定例会が12月1日~7日に開かれました。5日には平田隆人議員、平川重廣議員、浅原尚子議員、田澤隆議員、鈴木和久議員が一般質問を行いましたので、主な内容を要約してお知らせします。

■可決された主な案件
○予算関係
・令和5年度一般会計補正予算
・令和5年度国民健康保険特別会計補正予算
・令和5年度後期高齢者医療特別会計補正予算
・令和5年度介護保険特別会計補正予算

○条例関係
・災害派遣手当等に関する条例の一部を改正する条例
・国民健康保険税条例の一部を改正する条例
・特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例

○その他
・工事請負契約の変更契約の締結

■一般質問
《平田 隆人 議員》
○村長の政治姿勢
問:令和6年度予算編成にあたり、主な重点項目は何か。
答:(村長)来年度の重点項目について、川部駅交流施設の建設と川部駅東側の道路整備を含む、旧操車場跡地の開発事業を最重点課題として考えている。また、青森県民駅伝競走大会の好成績維持のための取組みや、村民同士が互いの良いところに目を向けて、互いをほめたたえる「田舎館いいね」の実践など、様々な分野での事業を考えている。

《平川 重廣 議員》
○持続可能な農業の発展と魅力あふれる村づくり
問:(ア)後継者不足の解消に向け新規就農しやすい環境の整備、法人経営や集落営農など多様な担い手が共存できる体制に向け、どのように考えているか。
答:(村長)新規就農者育成対策事業を活用した就農者支援や関係機関と連携した融資の支援、営農指導に取り組むほか、農業用機械補助事業や農地斡旋などを行い、担い手の育成を継続していく。
問:(イ)「青天の霹靂」や「はれわたり」のブランド力、認知度の向上に向けどのように指導していくか。
答:(村長)県の策定した戦略や方針に沿って、関係団体一丸となって取り組んでいく。
問(ウ):高温障害による農作物の被害について、国や県に救済を求める考えはあるか。
答:(村長)国や県に対して救済を求めることは考えていない。

《浅原 尚子 議員》
○地域食堂、子ども食堂について
問:(ア)地域食堂、子ども食堂の必要性を求める要望を把握しているか。
答:(村長)地域食堂、子ども食堂は民間発の自主的、自発的な取組みであるため、実態の詳細についてはわからないが、村内で実施している団体があることは把握している。
問:(イ)今後、児童センターの利用児童に対しての活用を検討する個人や団体が出てきた場合、村からの協力や支援などがあるか。
答:(村長)地域食堂、子ども食堂が行う情報発信の応援や、関係団体の支援情報を提供しながらボランティア活動の自主的な取組みを後押ししていきたいと考えている。

○ごみ処理施設の組織統合
問:(ア)黒石地区清掃施設組合について、令和8年度の弘前地区環境整備事務組合との組織統合に向け協議が進められているが、分別方法や回収方法は変わるのか。また、村民への説明はあるのか、要望などを受け入れてもらえるのか。
答:(村長)管内市町村と協議中であるが、可能な限りごみの分別方法や回収方法は変えずに進めていきたいと考えている。分別方法や回収方法に大きな変更が生じた場合は、村民に対し情報提供の機会を検討していきたい。
問:(イ)今後の日程はどの程度決まっているか。
答:(村長)今年度中には分別方法の調整を終え、来年度には回収方法を確定する計画で進めていく。

《田澤 隆 議員》
○村の災害対策
問:(ア)村では各地区に自主防災組織の立ち上げを推進しているが、令和5年10月末現在の設置状況は。
答:(村長)自主防災組織を設置している地区は13地区で、未設置地区は8地区となっている。
問:(イ)自主防災が組織されていない地区の原因とその対策は。
答:(村長)地域における防災意識の違いが大きな要因だと考える。未設置団体への対策については、自主防災組織を立ち上げるにあたっての規約案を未設置団体に送付し、早期の設置を促している。
問:(ウ)災害時に長時間の停電が発生した場合、夜間、避難所前や危険箇所を照らす投光器として、村内に19台ある消防部の消防車に付いている投光器を活用することが予想される。現在、各消防部の消防車に付いている投光器の個数とその種類は。
答:(村長)19台のうち、投光器が2基設置されている車両が3台、1基設置されている車両が16台で、LED式の投光器が1台、残り18台はハロゲン式の投光器が設置されている。
問:(エ)各消防部の消防車にLED式投光器を2基設置する考えはあるか。
答:(村長)自主防災組織の補助金を活用して、別の投光器を購入する団体が増えているため、消防車にLED式投光器2基の設置は考えていない。

○リンゴの鳥害対策
問:(ア)村が実施している鳥害対策とその効果は。
答:(村長)農作物の被害を防止するために、村の猟友会にカモとカラスの駆除を依頼し、鳥害被害の苦情が無かったことから、一定の効果があったものと考えている。
問:(イ)鳥害被害に対する情報を農家に提供する体制づくりを検討する考えはあるか。
答:(村長)近隣市町村でも、銃器による捕獲や追い払いなど、村と同様な対策を講じているが、鳥害に特に有効な対策などがあれば、早急な情報提供を行っていく。

○村の空き家対策
問:(ア)前年度と比べた空き地・空き家の件数は。
答:(村長)近年、新たな情報はないが、空き家等の実態調査では、153件確認され、以前の調査では80件であったため、73件増加している。
問:(イ)空き家などに対する具体的な対策をしているか。
答:(村長)所有者などに適切な管理を促すほか、「空き家・空き地利活用事業費補助金」を交付し、移住・定住の促進を図るなどの、空き家対策に努めている。
問:(ウ)空き家などが原因で安全が脅かされている場所について、各地区会長と連絡を取り合い、確認と対策をとる考えはあるか。
答:(村長)近隣住民からの連絡や職員の巡回により危険な状態が確認された場合は、関係者と協力しながら対応していく。

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