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村議会3月定例会(1)

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青森県田舎館村

第1回議会定例会が3月1日~10日に開かれ、令和5年度の一般会計予算や特別会計予算などが審議されました。開会初日、村長は新年度の施政方針と重点施策について述べ、村政に取り組む基本的な考え方を明らかにしました。また、3日には平川重廣議員、平田隆人議員、鈴木孝一議員が一般質問を行いましたので、主な内容を要約してお知らせします。

■施政方針
5期目の就任から2年3ヶ月が経過し、新型コロナウイルス感染症の厳しい状況は徐々に緩和されつつありますが、長期化した感染拡大の影響や長引くロシア・ウクライナ戦争に伴う世界的な原油価格・物価高騰は、村民の皆様の家計への影響はもちろんのこと、様々な業種に対しても経済的な影響を与えております。
村では、こうした原油価格等の高騰に対する支援として、保育所等副食費無償化事業や子育て世帯臨時特別給付金を支給しながら、子育て世帯に財政的な支援を行って参りました。また、住民税非課税世帯に対して2万円を給付する灯油購入費等給付事業や一般世帯に燃料油券を配布して冬期間の燃料油の購入費用を支援する事業、上下水道の基本料金の減免など、家庭への財政的支援を行ったほか、法人と個人事業主に対する緊急支援や運送業者、農家に対する経済的支援を進めており、家計負担の軽減を図り、生活の安定と福祉の増進に努めて参りました。
また、今後の感染対策に関しては、3月13日以降はマスクの着用を個人の判断にゆだねることとされており、場面に応じた適切なマスクの着脱が推奨されております。本人の意思に反してマスクの着脱を強いることがないように、村民の皆様もご配慮をお願いいたします。
また、新型コロナウイルス感染症は季節性インフルエンザと同じ5類に移行することが決定しており、5月からは以前の生活に戻ることができるものと大変期待をしておりますが、感染のリスクがなくなったわけではありませんので、引き続き、最低限の感染予防対策を行いながら、慎重な対応をお願いいたします。

▽農業の振興
農地の大区画化や排水対策を行い、米の生産コストの削減や生産作業の省力化を図ることを目的とした、高田地区の農地整備事業を令和4年度における農作物の収穫作業終了後に着工を始め、現在順調に工事を進めております。5年度は南地区の区画整理工事と北地区の暗渠(あんきょ)排水工事を行う予定となります。
また、小規模農業者が継続して営農を続けることができるように、農業機械の導入に対する支援事業は事業費をさらに拡大して実施するほか、自然災害や様々なリスクに対して、農家自らが備える意識を高め、安定した農業経営を図るため、引き続き収入保険制度加入への後押しを進めていく考えであります。

▽保健事業の継続
各種がん検診の精密検査で受診率100%を目指し、精密検査料の助成を行い、がんの早期発見・早期治療を図り、がんによる死亡率を減少させることで健康寿命の延伸を目指していきたいと考えております。また、一人暮らしの高齢者世帯への福祉灯油給付事業を継続して実施して参ります。

▽小学校の整備事業
老朽化が目立つ小学校の屋根を改修し、将来を担う子どもたちの教育環境を改善したい考えであります。また、小学校の教職員が使用する校務用パソコンを更新して、働きやすい環境整備に努めて参ります。

▽田んぼアート
今年は田んぼアートが30周年を迎える記念すべき年であり、新型コロナウイルス感染症感染防止対策が緩和される時期とも重なることから、積極的な宣伝活動を展開し、全国から観覧客を誘客することで、以前の賑わいを取り戻していきたいと考えております。また、7月末には全国田んぼアートサミットを開催する予定となっており、全国の田んぼアート団体を参集し意見交換を行うことで、田んぼアートの更なる発展を目指して参ります。

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