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市長コラム

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山形県新庄市

◆「駅なか」から「まちなか」へ

コロナ禍であった昨年においても、多くのお客様が新庄駅に降り立ち、観光協会で市内の見どころを聞いていたそうです。新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類に移行したことで、人々の動きもますます活発になってきました。今後はさらに多くのお客様にお立ち寄りいただけることを期待しております。新庄駅併設のゆめりあ体験館では鉄道ギャラリーを設けており、8市町村のNゲージ(※)ジオラマの展示なども楽しめます。
しかし、天気の良い時は駅の外まで足を延ばしてみたくなるのが旅の心情ではないでしょうか。現在、市内企業の提案で、しんじょう観光大使である直木賞作家 今村翔吾先生のコーナー「今村文庫」を、駅前通りの空きビルに開設する計画が進んでいます。「まつり旅」で全国一周に使用したワゴン車「たび丸号」の展示や「新庄・最上漫画ミュージアム」のゆめりあからの移転も含め、官民一体となって街のにぎわいを創り出そうとしています。
山形新幹線の路線が新庄まで延伸となって20年余り、世の中の流れも大きく変化していますが、今こそ、改めて新庄の顔を見つめ直す良い機会だと思っております。
(山尾順紀)

※Nゲージ…レールの間隔が9ミリメートルで、縮尺が148~160分の1の鉄道模型規格の総称

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