【特集2】令和6年度一般会計当初予算のあらまし(1)

3／55

令和6年度の青森市一般会計当初予算額は、1,286億円です。青森市アリーナプロジェクト推進事業の減などがあるものの、定額減税補足給付金給付事業などの国の予備費関連給付金事業、借換債の増に伴う公債費(元金償還)、青森市清掃工場火災対策整備事業などの増により、一般会計予算額は前年度より増加しました。

令和6年度一般会計当初予算額：1,286億円(対前年度+57.2億円)
歳入：1,286億円(円グラフ左側)
歳出：1,286億円(円グラフ右側)

扶助費：生活保護費、児童福祉費、障害者福祉費など
人件費：職員の給料や退職手当など
補助費等：一部事務組合への負担金や各種助成金など
維持補修費：施設の維持管理や除排雪に係る経費
公債費：市の借金を返済するための経費
普通建設事業費：学校や道路の整備費など
物件費：消耗品費、光熱水費、通信運搬費、委託料など
その他：貸付金、積立金など

◆義務的経費
719億6千万円(対前年度：+32.3億円)
増減の主な内容：
・人件費+6.5億円…会計年度任用職員への勤勉手当支給開始などによる増
・扶助費+3.1億円…児童手当の拡充などによる増
・公債費+22.7億円…過去借入れ分の借換増による増(借換分を除くと△2.5億円)

◆補助費等
167億8千万円(対前年度：+33.8億円)
増減の主な内容：
・定額減税補足給付金給付事業(+23.3億円)
・令和6年度非課税化及び令和6年度均等割のみ課税化給付金給付事業(+6.8億円)

◆普通建設事業費
64億円(対前年度：△20.4億円)
増減の主な内容：
・青森市清掃工場火災対策整備事業(+11.3億円)
・旧青森国際ホテル跡地地区第一種市街地再開発事業(+5.7億円)
・青森市アリーナプロジェクト推進事業(△37.3億円)

■予算の概要
令和6年度予算は、可能な限り一般財源の圧縮に努めた結果、財源調整のための基金取崩額は14.6億円と、青森市財政プランより改善しています。また、市債の発行額を償還額未満に抑制し、市債残高は1,137億円と前年度末見込みに比べ、76.7億円の減少となり、引き続き平成17年度の新市移行後最少額となります。

▽財源調整のための基金取崩額の推移

▽市債残高の推移

※R6の取崩額は、地方交付税の前倒し分の額を含んでいない。

問合せ：財政課
(【電話】017‒734‒5187)