本市が直面する「人口減少」などの課題克服に向け、市民の皆さんからの意見を反映しながら、まちづくりの大きな方向性を示すものとして、青森市総合計画基本構想(2024年度~2033年度)を策定しました。
■10年後の目指すべき将来都市像「みんなで未来を育てるまちに」
4つの基本視点「若者」「魅力」「誇り」「スマートオープンシティ(※1)」に立ってまちづくりを推進!
将来都市像の実現に向けた取組を推進するため、3つの分野の方向性を定めました。
●1 仕事をつくる
豊かで活気ある暮らしを創ります。
▽施策の方向性
若者などの起業創業支援、企業のGX(※2)の推進などにより、経済活性化と市民所得の向上を図ります。
・経営基盤の強化と雇用創出
・企業のDX(※3)支援
・市農水産物のブランド力向上
・立体観光の推進
・民間力を活かした公民連携
●2 人をまもり・そだてる
健康でやさしい暮らしを創ります。
▽施策の方向性
子育て先進都市青森市の実現に向け、子どもの医療費や保育料など、子育てに係る経済的負担の軽減などの支援の充実を図ります。
・ふるさとに対する誇りと愛情の醸成
・文化、スポーツに親しむ機会の充実
・健康づくり、医療体制の推進
・高齢者や障がい者が安心して暮らせる環境づくり
・女性活躍の機運醸成と支援
・安全安心な市民生活、地域社会の確保
●3 まちをデザインする
安全で快適な暮らしを創ります。
▽施策の方向性
コンパクトなまちづくりと公共交通との連携による持続可能な都市づくりを加速していきます。
・災害防止、雪対策の充実
・都市景観、居住環境の充実
・デジタル技術を活用した公共交通
・自然環境の保全、生活環境の確保
・脱炭素、循環型社会の実現
◆政策を実現するために
各施策を推進するため、右記の基本的な姿勢に立って政策を実現していきます。
DX先進都市青森市の実現に向け、デジタル技術や外部人材などを活用し、地域課題の解決や新たな価値を創出するスマートシティをはじめとするDXを推進します。
・人材確保、育成と職場環境の整備
・積極的な情報発信
・SDGsの理念を踏まえた施策展開
※1 ICTなどの新技術を積極的に活用し、様々な問題に対する解決策を提供して、まちの持続可能性を高めるとともに、多様な価値観や考え方を持つ人や情報が行き交うことで新たな価値を創出し、より快適で豊かな市民生活の実現が図られる開かれたまち。
※2 グリーン・トランスフォーメーションの略。化石燃料をできるだけ使わず、クリーンなエネルギーを活用していくための変革やその実現に向けた活動。
※3 デジタル・トランスフォーメーションの略。デジタル技術を社会に浸透させて生活をより良いものへと変革すること。
■「市民力+民間力AOMORI次なる舞台へ」
青森市長 西秀記
時代を取り巻く大きな社会情勢の変化に的確に対応しつつ、誰もがこれまで以上に日々の幸せを感じ、誇りを持ち、未来を考えられるまちをつくるため、10年後の将来都市像を「みんなで未来を育てるまちに」と定めました。
市民一人ひとりの力と企業や団体の民間の力を掛け合わせることで新たな力を生み、本市の新しい未来を一緒に切り開きます。
問合せ:企画調整課
【電話】017‒734‒5168
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