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自治体の皆さまへ

大間病院だより

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青森県風間浦村

◆気をつけよう 一酸化炭素中毒

皆さんこんにちは。
暑かった日々もあっという間に過ぎ暖房が必要な時期になりました。日々の生活に暖房は欠かせませんよね。ということで今日は一酸化炭素中毒についてお話しします。
一酸化炭素は燃料の不完全燃焼(灯油が燃えるのに必要な酸素が不十分な状態で燃えること)の際に発生する、色がなく、匂いのしない透明の気体です。わずかな濃度上昇でも頭痛や吐き気を催し、さらなる濃度の上昇で死亡に至ることもある非常に危険な気体です。一酸化炭素中毒を発症した際には集中治療室や高圧酸素室での高度な治療が必要となることもあります。統計学的な報告では一酸化炭素中毒の発生は冬季に偏りがあり、さらに、平成30年度の報告では、ガス、電気機器などによる重大な事故の1%が一酸化炭素中毒となっています。
これからの時期はどうしてもストーブが欠かせないものとなり、少しでも暖気を逃さないように部屋を締め切ることが多くなると思います。しかし、その閉鎖空間が一酸化炭素中毒の原因となってしまうのです。部屋の中の酸素を使用して灯油(電気ストーブでも似たような仕組みです。)を燃やしていますが、部屋を閉め切ったままでいると新しい酸素は増えないため、徐々に不完全燃焼の割合が増えていき、一酸化炭素を生み出してしまうわけです。
では、どのようにして一酸化炭素中毒を予防すればいいでしょうか。一酸化炭素中毒の予防のためには、寒くなることを我慢して定期的な換気をする、推奨された機器の使用方法を守る、定期的な点検をする、火災警報器を設置する、など面倒くさいけど出来ることは色々あります。また、少しでもストーブを使っている部屋で頭痛や吐き気、眩暈(めまい)などの症状があるようなら早めに病院に相談しましょう。
正しい機器の使い方で一酸化炭素中毒を予防して、これからの寒さを乗り越えていきましょう。

内科医長 落合 秀也

▽大間病院の年末年始休診日のお知らせ

※12月29日(金)より1月3日(水)まで、年末年始のため休診といたします。
なお、救急患者については随時受付いたします。

◆むつ総合病院年末年始休診のお知らせ

※12月29日(金)より1月3日(水)まで、年末年始のため休診といたします。
なお、救急患者については随時受付いたします。

◆風間浦診療所年末年始休診のお知らせ
年末年始につき、下記のとおり休診となります。皆様にはご不便をおかけいたしますが、ご了承くださいますようお願いいたします。

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