8月30日(金)~9月1日(日)に、しもきた克雪ドームをメイン会場に、第14回日本ジオパーク全国大会下北大会が開催されました。台風が接近する中で、開催が危ぶまれた場面もありましたが、無事3日間の行程を終えることができました。
今回は、この下北大会がどんな様子だったのか感じていただけるように、3日間をレポートします。
◆8月30日(金)
全国大会1日目は下北文化会館から始まりました。津軽海峡海鳴り太鼓の力強い演奏で、幕が明け、開会セレモニー、パネルディスカッションが行われ、2階席まで埋まるほど多くの方に御来場いただきました。
夜には大交流会が開かれ、600名を超える方々がむつマエダアリーナに集まりました。マグロの解体ショー、田名部まつりのお囃子や鏡開きなどが行われ、ステージの前には多くの方がカメラを持って集まり大盛況でした。下北の食と文化を存分にご堪能いただき、参加者からは、「こんなにすごいおもてなしの交流会は初めてだ」という嬉しいお言葉も。
◆8月31日(土)
大会2日目、しもきた克雪ドームでは口頭発表・ポスター発表が行われ、下北からは1300人もの児童・生徒が集まり、地域からは今までのジオパーク学習の成果を全国の皆さまにお見せすることができました。
プラザホテルむつでは、むつ中学校生徒による演劇「証」が上演され、なんと100席以上も増席し、多くの方に感動を届けました。
また、大会期間中、ボランティアスタッフとして多くの生徒の皆さんが活躍してくれました。大会に参加していた方から、「気持ちの良い挨拶と案内でとても感動した」とのお言葉をいただき、子どもたちが輝く大会となりました。
◆9月1日(日)
大会最終日は天気に恵まれ、Mmm!も大盛況でした。前日雨天中止となった湾内クルーズも無事開催され、240名の方に、自衛隊がある下北ジオパークならではの体験を楽しんでいただけました。
メインステージでは子どもたちや大湊音楽隊の皆さま、うっちゃんみかちゃんが会場を盛り上げ、あっという間に閉会セレモニーとなりました。
「2016年の認定から8年、下北ジオパークの成長の証を刻んだ3日間。この誇りを胸に、それぞれがまた新たな一歩を」という第14回日本ジオパーク全国大会下北大会実行委員会会長(山本むつ市長)の言葉は、この下北大会に携わったすべての方の心に響いたのではないでしょうか。
おもてなしの下北、最後は全国各地に帰る皆さまを会長(山本むつ市長)を筆頭にお見送り。
多くの方に支えられ、この下北大会を開催することができました。この3日間は今までのジオパーク活動の証であると共に、今後の地域を盛り上げるパワーとなります。この勢いのまま、再認定審査へ!
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