『脱炭素・地球温暖化対策』
村では、令和5年3月1日。「ゼロカーボンシテイ」への挑戦を宣言いたしました。
また、昨年の秋、当村は環境省から「地域におけるブルーカーボンに関する重点調査」の対象地域として、全国3地域の中の一つに選定されました。当村の海域には多種多様な海藻が分布しており、ウニの適正管理による藻場の再生事業の実績が認められたものと思っております。
ブルーカーボン事業、そして、林業振興と併せたグリーンカーボン事業を展開し、脱炭素社会の実現に貢献して参ります。
『下北観光の拠点下風呂温泉郷』
新型コロナウイルス感染症の5類への移行後、ンバウンドをはじめ、国内旅行等においても人流が多くなり、下風呂温泉に訪れる観光客数は、ロナ禍前に戻りつつあります。下北半島唯一の温泉郷「下風呂温泉」の強みである四季折々の豊富な食材と、効能豊かな泉質である温泉を活かした体験型・滞在型観光の創出を図り、誘客促進に繋げて参ります。
『子育て・教育環境の整備』
風間浦村教育大綱の基本理念・基本方針により、家庭、保育所、学校、地域の連携を推進し、学ぶことを通して、郷土に誇りと愛着を持って、未来を切り拓き、心豊かで夢や希望を抱いてたくましく生きる人づくりを目指します。
引き続き、学校法人同志社のご協力をいただき、小規模校のメリットを最大限活かした先進的な教育環境の整備、グローバル教育・キャリア教育の推進を図ります。
また、保育料、高校生までの医療費、ミルク給食の無償化の継続と小学校・中学校の修学旅行費の助成により子育て世代の負担軽減を図ります。
学校給食については、大間町が検討している給食センター整備計画への参加を検討して参ります。また、1月からは、引き受けていただく地元事業者から試験的に月1回、児童生徒への昼食の提供を予定しています。
そして、住宅環境の整備を進め、働く場は他の市町村であっても、この村で子育てをし、教育を受けさせたいと思えるような施策を展開します。
『生きがい対策・健康寿命の延伸』
コロナ禍で制限されていた様々な福祉・健康増進事業が再開されてきました。
引き続きボランティアの方々のご協力をいただき、湯っこの会やデイサービスをはじめフレイル予防教室やシニアカフェ等を開催し、閉じこもり予防、認知症予防に繋げていきます。
医療については、引き続き風間浦診療所の運営を指定管理により、大柳先生(医療法人章士会)にお願いし、村民の医療体制の充実を図るとともに、インフルエンザ等のワクチン接種にもご協力をいただき感染予防にも努めて参ります。
健康増進については、検診率の向上対策をはじめコロナ渦での運動不足解消のためのウオーキング教室・ヨガ教室等の開催、グランドゴルフ等の軽スポーツの普及を図り、健康寿命の延伸に繋げていきます。
総合福祉センターげんきかんについては、現在のデイサービス事業、配食・見守りサービス事業の継続を基本とする公募型プロポーザルを実施して、村民生活課が移動する新役場庁舎開庁後の施設運営者を募集することとし、施設の利活用により福祉の充実を図ります。
『関係人口の創出・自主財源の確保』
人口減少は、一部の都市部を除く全国的な問題です。全国各地で様々な取り組みが展開されており、大きな成果を上げている自治体もあります。当村においても、公共施設のワーケーション活用・二地域居住・季節移住・リゾートバイト・季節バイト等について、先行する自治体の取組を調査分析し、これら地域に潜在する資源を活用する関係人口の創出に取り組んでいきます。
また、地域に関連する事業や企業の誘致を促進し、関連人口の増加と安定財源の確保に繋げて参ります。
風間浦村は、小さいながらも自然の恵みが豊かな村です。これらを生かして令和7年も、村民各位のご理解とご協力そして全国各地の風間浦村を愛する皆様のご支援をいただき、「すべての村民が生きがいと幸せを実感し持続可能な風間浦村」を目指し、村政運営に取り組んで参ります。
新年が皆様にとりまして、穏やかで輝ける年となりますようご祈念申し上げ、年頭のあいさつといたします。
◆明けましておめでとうございます
風間浦村職員一同
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