皆さんは「フレイル」という言葉を聞いたことはありますか。日本語で「虚弱」ともいい、加齢により心身が衰えてくる状態を指します。加齢による心身の衰えと聞くと、高齢者の問題と捉えてしまいそうですが、40代や50代でも増加傾向にあり、フレイル予備群であるプレフレイルには40代では4割、50代では5割を超える人が当てはまることが日本生活習慣病予防協会の調査により分かっています。働き盛りの世代でも増えているフレイルについて詳しく紹介します。
一般的に下記のような5つの項目のうち、3つ以上該当するとフレイルに、1~2つではプレフレイルに当てはまります。
【フレイルの診断基準】
・疲れやすい
・歩行速度低下
・筋力低下
・意図せず体重が減る
・運動習慣がない
※J-CHS基準を参考に作成
フレイルを放置してしまうと、将来的に寝たきり状態になり介護が必要になる可能性が高まります。しかし、フレイルになったとしても、適切な対策を取ると元の健康な状態に戻ることができるという特徴があります。では、フレイルはどのように発見して、対策を取っていけばよいのでしょうか。
■健康診査でフレイルを予防⁉
フレイルを引き起こす大きな要因は「生活習慣病による疾病」と「老化」です。
市では、40歳以上の国保加入者を対象に特定健康診査を実施しています。この特定健康診査は生活習慣病を予防するための健診ですので、毎年の受診が重要となります。75歳以上の人には、フレイルに着目した後期高齢者健康診査を実施していますので、より詳しくフレイルの評価をすることができます。また、個別相談会を開催し、保健師や栄養士、看護師などの専門職がフレイルや生活習慣病の予防に必要な、無理なく実践できる効果的なアドバイスをしています。個別相談会は完全予約制で、下記の日程で開催していますので、お電話でご予約ください。ご都合が合わない場合も他の日程をご案内できることがありますので、まずはお気軽にお問い合わせください。ご本人だけでなく、ご家族の健康相談も受け付けています。
▽完全予約制 個別相談会日程
問合せ:健康推進課
【電話】52-3051
■歯っぴー噛む噛む教室
口は健康の入口です。歯がキレイになると笑顔が増えます。教室では、口の体操や歯みがき実習(自分の歯・入れ歯)を行います。
対象:市民
日時:12月14日(木) 10時~11時30分
会場:健康福祉センター
定員:先着15人
費用:無料
内容:歯周病予防の話、歯・入れ歯の手入れ方法、口の体操、噛むといいこと(認知症予防に効果あり)の話
申込み:電話で下記へ。
問合せ:健康推進課
【電話】52-3005
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