文字サイズ
自治体の皆さまへ

献血で救われた命

1/16

静岡県

現在の科学技術では血液を人工的に作り出すことはできません。そのため、皆さんの献血によって血液を確保し続けなければ、医療が成り立たなくなり、救える命が救えない状況も起こり得ます。冬場は体調を崩す方が多いことや、学校や企業、団体などの協力が得られにくいことから、献血者が減少しがちです。お近くの献血会場に足を運んでみませんか?

■100回の輸血を経て白血病を克服
○タレント活動にまい進!
友寄 蓮さん(女優・タレント)
献血をしてくださった皆さんのおかげで、今、私は元気で過ごすことができています。がんの治療中に100回以上の輸血を受け、それだけ多くの方に命をつないでもらいました。
今でも私の体には、その時の皆さんの優しさと温かな気持ちが流れています。献血をしてくれた方に生きる時間と希望を与えてもらいました。ありがとうございます。これからも、献血を通して、私たち患者に命を分けていただけるとうれしいです。

■就職目前に白血病が発覚した息子。
○輸血が命をつなぎ、今では父親に。
[病を克服した息子を持つ親からの感謝の声]
私の息子は就職が決まり内定式を終えた一週間後に「白血病」の宣告を受けました。私は息子が死んでしまうのではないかと思いました。抗がん剤治療は過酷で何度も何度も血小板の輸血をしました。そして造血幹細胞のドナーさんが見つかり移植をすることができました。この入院中の8カ月間は皆さんに頂いた血液で命をつなぎ無事に生きて退院することが出来ました。今は結婚をし、子どもが誕生しました。これも皆さんに頂いた血液のおかげです。現在も、時間のある限りお返しを兼ねて治療中の患者さんのために献血へ通っています。

■若い世代の献血者が減少しています!
20代~40代の献血者が減少傾向です。輸血用の血液を将来にわたって安定的に提供するためには、若い世代の方々のご協力が必要です!

[静岡県の年代別の献血者数の推移]

献血できるのは16歳~69歳※ このままでは将来、足りなくなる?
※採取可能な献血量や献血方法は性別や年齢で異なります

■血液製剤は成分によって有効期限が異なる?
献血された血液は、患者さんの治療目的に合わせて分離・加工された血液製剤になります。血小板のように有効期限が短い成分もあるため、毎日新しい血液を確保する必要があります。

・赤血球製剤
赤血球(酸素を運搬)不足時に使用
採血後28日間有効

・血小板製剤
血小板(止血機能)不足時に使用
採血後4日間有効4日間しか使えない!

・血漿(けっしょう)分画製剤
やけど、感染症時に使用
採血後1年以上有効

静岡県では1日に約400人の皆さんの献血が必要です!

■献血の取り組みが盛ん
○島田樟誠高校が「厚生労働大臣感謝状」を受賞!
私の学校は、昭和40年から半世紀以上にわたり、毎年1月に3年生を対象に卒業記念献血を実施しています。献血は本校の伝統として受け継がれ、昨年までの献血者は延べ5560人になりました。献血は健康であれば誰でもができる“身近なボランティア”です。私たちも先輩から受け継いだ伝統を守り、献血活動に協力していきたいと思います。
3年生 増田 七奈実さん

・さらにフカボリ!
命をつなぐ一歩 ー献血に行ってきましたー
詳細はこちら
【URL】https://fmc.pref.shizuoka.jp/article_post/5798/

■アプリで献血の予約ができる!
・ラブラッドを活用しよう
予約だけでなく血液検査結果の確認や、過去の献血記録もできる便利なアプリです。ぜひご利用ください!

問い合わせ:県薬事課
【電話】054-221-2411
【FAX】054-221-2199

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU