文字サイズ
自治体の皆さまへ

リニア中央新幹線静岡工区/県民だより2024年2月号

9/13

静岡県

■県民の皆さまからの質問にお答えします
○国の環境保全有識者会議で、報告書がまとめられたようですが、これで環境保全の議論は終わったのでしょうか。
国の環境保全有識者会議が令和5年12月に公表した報告書では、環境への影響を最小化するため、影響を予測・分析・評価し、保全措置、モニタリングを行い、その結果を踏まえて必要な見直しを行う「順応的管理」によるJR東海の進め方は適切であると判断できるなどとしています。
しかし、県としては、事前の影響予測や調査が不足しているため適切な保全措置が取られないのではないかなどの懸念があり、報告書の内容を適切に実施するため、引き続き県の専門部会でJR東海との対話を進めていきます。

■リニア中央新幹線静岡工区有識者会議(環境保全有識者会議)
国の環境保全有識者会議が令和5年12月に公表した報告書では、環境への影響を最小化するため、影響を予測・分析・評価し、保全措置、モニタリングを行い、その結果を踏まえて必要な見直しを行う「順応的管理」によるJR東海の進め方は適切であると判断できるなどとしています。
しかし、県としては、事前の影響予測や調査が不足しているため適切な保全措置が取られないのではないかなどの懸念があり、報告書の内容を適切に実施するため、引き続き県の専門部会でJR東海との対話を進めていきます。

◆リニア中央新幹線静岡工区に関する報告書(令和5年報告)
~環境保全に関する検討~
〈主なポイント〉
○トンネル掘削による南アルプスの環境への影響と対策
・「トンネル掘削に伴う地下水位変化による沢の水生生物等への影響と対策」、「トンネル掘削に伴う地下水位変化による高標高部の植生への影響と対策」、「地上部分の改変箇所における環境への影響と対策」の3つの論点について、論点ごとに影響の予測・評価を踏まえた対策を整理
・生物への影響の前に変化する物理的環境等に着目してモニタリングを行うことで、迅速な保全措置の実施及びそのエリアの生態系全体に与える影響の最小化を目指す。
(保全措置やモニタリングなどを適時見直す「順応的管理」で対応)
・南アルプス上流域の35の沢のうち、11の沢を重点的にモニタリングする。
・沢の流量減少を低減するため、事前に薬液注入を行う。
・地下深部の地下水位変化による高標高部の植生に影響は及ぼさないと考えられるが、掘削中、掘削後も含めて継続してモニタリングする。

○まとめと今後に向けた提言
・JR東海の進め方は適切であると判断できる。
・国は、科学的・客観的な観点から、対策が着実に実行されているかなどについて、継続的に確認することを検討するべき。
・JR東海は、環境保全措置、モニタリングなどの対策に全力で取り組むと共に、地域の関係者との双方向のコミュニケーションを十分に図ることが重要である。

令和6年1月25日現在の情報です

詳細は、「リニア中央新幹線建設工事に伴う環境への影響に関する対応」へ
→リニア中央新幹線整備工事に伴う環境への影響に関する対応
【URL】https://www.pref.shizuoka.jp/kurashikankyo/kankyo/1040554/1002001/index.html

WEB県民だよりでは、リニア中央新幹線整備に関する県の対応などを連載でお伝えします。

問い合わせ:県環境局
【電話】054-221-2421
【FAX】054-221-2940

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU