日本のエネルギー消費量の約3割を占める建築物分野。脱炭素社会の実現には、住宅をはじめ、事業所、ビル、商業施設など、建築物における省エネルギーの徹底や再生可能エネルギーの活用が今、求められています。
■温室効果ガスの排出量を減らすために
○建築物を整備すれば長期的な削減に
CO2(二酸化炭素)を含む温室効果ガスは、個人や家庭、企業・団体みんなが連携して減らしていかなくてはなりません。エネルギー効率の良いビルを建てたり、住宅に創エネ設備を設置したり、私たちの周りにある建築物を整備すれば大幅な削減につながり、その効果は長期的に継続します。県は温室効果ガス排出量を2030年度までに46.6%削減(2013年度比)するための手段の一つとして、県内の建築物を環境配慮型に転換するためのサポートや、住宅への太陽光パネル導入などを支援しています。
■事業者の皆さんへ! 建築物のZEB(ゼブ)化を支援します
○ZEBって何?
Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略で、「ゼブ」と読みます。快適な室内環境を実現しながら、高効率・高断熱な設備などによる省エネ、再生可能エネルギーの創エネにより、建物で消費するエネルギーの収支をゼロにすることを目指した建築物のことです。
○導入すればメリットいろいろ!
・温室効果ガスの排出を抑制
・光熱費の削減
・過ごしやすい空間の創出(断熱・遮光など)
・イメージアップ
○新築だけでなく改修でもOK!
[実施した業者の声]
ZEBを導入すると、省エネに加えて働きやすい環境を実現できます。須山建設は一般的な材料・機器をバランスよく組み合わせる「普段着のZEB」を推進し、自社屋をはじめ県内に13件のZEBを設計施工しています
(須山建設株式会社 設計ブロック 安井孝浩さん)
・さらにフカボリ!
安井さんに聞きました! ZEB化へのハードルは高い? それとも、低い?
詳細はこちら
【URL】https://fmc.pref.shizuoka.jp/article_post/6627/
◇令和6年度 ZEB設計費補助金受け付け開始!
ZEBの建設に必要な《設計費》の上乗せ分の一部を補助します。
対象:ZEBの導入を検討する県内の事業者など
導入事例や補助金の詳細はこちら
【URL】https://www.pref.shizuoka.jp/kurashikankyo/kankyo/energy/1054164.html
■県民の皆さんへ! 太陽光パネル&蓄電池は安心の共同購入で!
◆みんなのおうちに太陽光
今がチャンス!
登録期間:9月4日(水)まで
電気代の節約になり、蓄電池と組み合わせれば災害時の電源としても役立つ太陽光パネル。県(※)が推進する共同購入なら悪質な業者に出会うこともなく、みんなで安心して導入することができます。脱炭素社会のために“おうちで創エネ”始めましょう!
(※)県と協定を結ぶアイチューザー(株)が実施します。
参加登録・詳細はこちら
【URL】https://group-buy.jp/solar/shizuoka/home
○購入プランは3パターン
(1)太陽光パネル(10kw未満)
(2)太陽光パネル+蓄電池
(3)蓄電池
○まずは無料登録! 購入までの流れ
(1)参加登録(無料)
・専用WEBサイトから登録
・建物の情報を入力
(2)見積もりを確認
入札後、事前見積もりを発行
(3)オンライン説明会
(4)調査の申し込み・施工
現地調査後、最終見積もりを見て購入判断し、契約施工(最終契約まではキャンセル可)
問い合わせ:静岡 みんなのおうちに太陽光事務局
【フリーダイヤル】0120-752-300
受付時間:10時~18時(土日祝を除く)
○Q&A
Q 共同購入はどういう仕組み?
A 事務局(アイチューザー(株))が購入希望者を募り、一括して発注することで購入価格を安くできる新しい購入の仕組みです。施工事業者は厳しい審査を経た上で入札により選定。選定された事業者からの見積もりを基に導入をご判断いただきます。
Q なぜ安く購入できるの?
A 施工事業者の広告費がかからず、営業費用を低減できることから購入価格を下げることができます。
Q パネルが壊れたらどうする?
A メーカーによる10年~15年程度の補償(自然災害にも対応)があります。
Q デメリットは?
A 設置メーカーや製品は入札で決まるため個人で選ぶことができません。
問い合わせ:
・ZEBについて…県環境政策課【電話】054-221-3781【FAX】054-221-2940
・みんなのおうちに太陽光について…県エネルギー政策課【電話】054-221-2949【FAX】054-221-2698
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