■水災害に対する取り組みは新たなステージに!
県内では昭和49年に起きた七夕豪雨と同規模の豪雨が「令和4年台風第15号」や「令和5年台風第2号」の際に2年連続で発生するなど、これまでに経験したことのないような水災害が発生しています。こうしたことから現在、従来の河川整備などが中心の対策から、流域全体で対応する「流域治水」への転換を進めています。
■流域治水とは?
気候変動の影響による水災害の激甚化・頻発化等を踏まえ、国、県、市町、民間企業、住民など、あらゆる関係者が協働して、主体的に水災害対策を行う考え方です。集水域、氾濫域、河川区域を一つの流域として捉え、地域の特性に応じ、氾濫をできるだけ防ぐための対策に加え、被害減少・早期復旧に備えるための対策を一体的に行います。
○流域全体で取り組むための対策
[集水域]
雨水貯留機能の拡大
・ため池等の治水利用
・水田の貯留機能向上
・森林整備/治山対策
[氾濫域]
住まい方の工夫
・リスクの低い地域へ移転促進
避難体制の強化
・水害リスクの情報発信など
[河川区域]
遊水機能の向上
・遊水地の整備
河道の掘削など
・河道を掘り水が流れる面積を拡大
◆できていますか? 土砂災害に対する日頃の備え
あなたがお住まいの地域でも起こるかもしれない土砂災害。多くの人の命を救うためには、県民一人一人の備えが欠かせません。
○市町から配布されている土砂災害ハザードマップやWEB上の土砂災害ハザードマップやWEB上の土砂災害情報マップで災害リスクをチェック
土砂災害警戒区域(イエローゾーン):崩れた土砂などによって被害を受ける可能性がある場所
土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン):崩れた土砂などによって建物が壊れ、著しい被害を受ける可能性がある場所
静岡県土砂災害情報マップ
【URL】https://www.gis.pref.shizuoka.jp/?z=15&ll=34.970189%2C138.407264&t=roadmap&mp=9002&op=70&vlf=-1
○作ろう! わたしの避難計画
「どのタイミング」で「どこに」避難するのかを事前に計画しておき、いざという時に役立てましょう。用紙(沿岸地域に配布)やWEB上で作成できます
WEB上での作成はこちら
【URL】https://www.pref.shizuoka.jp/bosaikinkyu/sonae/1040812/1029856.html
○土砂災害警戒情報のレベルと避難するタイミングを把握
○土砂災害に関する問い合わせは、土砂災害110番!(県土木事務所)
・下田【電話】0558-24-2112
・熱海【電話】0557-82-9171
・沼津【電話】055-920-2212
・富士【電話】0545-65-2794
・静岡【電話】054-286-9321
・島田【電話】0547-37-5272
・袋井【電話】0538-42-3216
・浜松【電話】053-458-7266
近所でがけ崩れが発生した、または、災害の不安を感じたらすぐにご連絡ください。
詳細はこちら
【URL】https://www.pref.shizuoka.jp/machizukuri/kasensabo/sabo/doshasaigai/1029520.html
○盛り土110番
不審な盛土行為を発見したら情報提供を!
【電話】054-252-9000(県盛土対策課)
問い合わせ:
・県河川企画課【電話】054-221-3035【FAX】054-221-3380
・県砂防課【電話】054-221-3044【FAX】0054-221-3564
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