これからの季節に起きやすい火災と予防対策について、ご紹介します。
■やさしい暖かさに潜む意外な危険「こたつ」
衣類を多量に入れたり、足を入れた上に就寝用の掛布団と組み合わせたり、ヒーター部分を覆うような状態になると、ヒーターの熱が衣類に蓄熱して火災になることがあります。
予防対策:
・衣類などをこたつの中に入れない
・こたつ布団がヒーター部分を覆わないように注意する
■思いもよらない火災に注意「収(しゅう)れん」
冬場は太陽高度が低いため、部屋の奥まで日光が届き建物内での収れん火災(※)が発生しやすくなります。
(※)収れん火災…太陽光が鏡やレンズなどにより反射、屈折して1点に集中することで可燃物が発火すること
予防対策:
・日光があたる所に調理用のステンレスボールや水の入ったペットボトル・花瓶などを置かない
・外出時はカーテンを閉める
■冬の強い味方の危険性「ストーブ」
電気ストーブを就寝時の暖房として使用すると、布団や毛布が接触し加熱され火災になることがあります。また、近くに置かれたスプレー缶が加熱により破裂すると、ガスに引火することがあります。
予防対策:
・カーテンなど燃えやすいものの近くで使用しない
・寝る時や外出する時はストーブの火を必ず消す
・近くにスプレー缶を置かない
以上の火災予防対策を行うとともに、火災の覚知を早める住宅用火災警報器の設置や定期的な点検を行うようにしましょう。
※主な設置場所は、寝室と階段。交換の目安は設置から10年です。
問合せ:富士山南東消防本部予防課
【電話】972・5802
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