メディカル通信

19／25

■夏バテ予防の食事について
管理栄養士　梅原　賢治

湿度が高くて暑い夏、皆さんは体調を崩されていないでしょうか?夏バテの原因としては、屋外と屋内の温度差による自律神経の乱れ、熱帯夜による睡眠不足、たくさんの汗をかくことで体内の水分やミネラルの不足、暑さからくる疲れによる食欲低下、冷たい飲み物・食べ物の摂り過ぎによる胃腸の冷えなどがあります。
夏は食べやすいそうめんやそばだけなど炭水化物に偏った食事になりがちで、食事のバランスが崩れやすい季節です。夏バテになり十分な栄養が摂れないと、疲れやだるさが取れない→食欲がでない→十分な栄養が摂れないと悪循環になってしまうため、良質のたんぱく質を摂る、こまめな水分補給、バランスの取れた食事をする事を心掛けて、暑い夏を乗り切りましょう。
夏バテ対策におすすめの栄養素、食材を紹介しますので、お食事に取り入れてみてください。
たんぱく質：しっかりした体を作る。肉、魚、大豆、卵など
ビタミンB1：糖質をエネルギーに変え、疲労物質を溜めにくくする。豚肉、うなぎ、かつお、玄米など。
ビタミンC：抗酸化作用があり、ストレスから身を守る。トマト、ピーマン、ブロッコリーなど。
アリシン：ビタミンB1の吸収を高め、疲労回復を助ける。にんにく、長ネギ、ニラなど
クエン酸：エネルギー代謝に関わり、疲労物質の乳酸を分解する。レモン、お酢、梅干しなど。

問合せ先：下田メディカルセンター
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