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こんにちは、市長です ~地球に優しい『涼』のススメ~

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静岡県下田市

今年の9月1日は、関東大震災からちょうど100年目です。そこで今回は防災と暮らしについて書いてみます。 
近年、線状降水帯等により、河川の氾濫や土砂崩れ等の大規模災害が頻繁に起きています。ハワイのマウイ島で先月山火事に端を発した大火災がまちを焼き尽くしたことも記憶に新しいところです。 
私たちはこのように多種多様な自然のリスクの上に暮らしていると言えると思います。 
さて、今年の夏も35度以上の猛暑日がたくさんありました。中には40度に届きそうな所もあって、外出の際は気をつけて、水分補給をしましょう、クーラーを適切に使いましょう、といった言葉が連日TVから聞こえていました。 
しかし、クーラーをつけると部屋の中は涼しくなりますが、その分、屋外の気温を上昇させます。また、その電気をつくるためにどこかでエネルギーを消費しています。昭和30年代、豊かな暮らしの象徴として、カラーテレビ、クーラー、自動車(カー)が3Cと喧伝されましたが、クーラーの普及はあまり進まず、どの家でも扇風機が回っていたように記憶しています。そして、子どもたち(私を含めて)は、ランニングシャツと短パンに麦わら帽子で日がな一日虫取りや川遊びとかして遊んでいたように思います。 
また、風鈴や、釣忍、怪談、朝顔、団扇、打ち水などなど、昔の人たちは涼を取る術すべをいろいろ持っていました。 
無論、クーラーを使うな。などと言っているのではありません。しかし、地球温暖化は、人類がより便利で快適な暮らしを手に入れるために進めてきた各種テクノロジーの副産物であることは否めないと思います。ですから、デジタル化などますます高度化していく今こそ、昔を振り返って先人たちの知恵に学び、暮らしを工夫して、災害が起こりにくい国土、あるいは地球を目指すことが大切ではないでしょうか。

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