メディカル通信

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■地域包括医療病棟開設について
看護部長　稲葉　圭子(いなばけいこ)

今年もあとわずかとなりましたが、住民の皆さまにおかれましては、体調にお変わりなく健やかに過ごされていますでしょうか。
当院では令和6年10月より急性期病棟の1つを「地域包括医療病棟」に変更し運用を始めさせていただきました。そこで病棟の特徴を少し紹介したいと思います。
本病棟は、急性期と回復期機能を併せ持つ病棟となります。救急搬送された高齢患者さま等の治療を行い、早期退院に向けてリハビリテーションや栄養管理・在宅復帰支援を包括的に提供してまいります。以前は急性期病棟に入院した場合、安静臥床(あんせいがしょう)が多く「入院すると日常生活動作が低下する」と言う厳しいご指摘もありました。また、リハビリテーションや在宅支援に時間がかかる場合は地域包括ケア病棟へ転棟して調整を待たなければならず患者さまには病棟を移動するという負担をかけていました。新設された「地域包括医療病棟」では休日でもリハビリテーションを継続するなど、高齢者医療に必要な多職種配置により同じ病棟で急性期の治療から在宅復帰までを一貫して提供でき病棟の転棟という煩わしさがなくなります。そして入院から退院まで同じ病棟でじっくり様々な調整が可能な事が何より魅力だと思います。これからも患者さま・ご家族さまが安心して利用できる様な病棟にしていきたいと考えています。

問合せ先：下田メディカルセンター
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