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自治体の皆さまへ

あけましておめでとうございます

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静岡県下田市

■下田市長 
松木 正一郎

新年明けましておめでとうございます。 
皆様におかれましては、健やかに新年を迎えられたことと心よりお喜び申し上げます。
昨年は、元旦の能登半島地震で1年が始まり、夏には南海トラフ地震臨時情報が発表されるなど、自然の脅威を再認識させられる年でした。
下田市も能登と同様、美しい海に恵まれる一方、災害時の孤立化や復旧活動の難航といった半島特有のリスクを抱えています。
私自身も実際に能登に行き、被災地のリアルな状況を見聞きしてまわって、「半島防災」の難しさとその重要性を肌で感じてきました。
「半島」は、どこも少子高齢化、人口減少という課題を抱えており、ひとたび大きな災害に遭うと、まちとしての復元力が弱いと指摘されています。
ですから、できるだけ被害を少なくすることがカギになります。
そして、そのためにも市民の皆様一人ひとりが防災意識を高め、住宅の耐震化や避難方法の確認など、事前の備えを進めていただきますようお願いいたします。
また、国際情勢に目を向けますと、ウクライナ、ガザ地区などでの戦争や地球温暖化に伴う環境問題、さらには円安や物価上昇などの経済問題もあり、国際・観光・文化のまちである私たちの下田市は、今まさにグローカルシティとしてその存在意義を高めることが求められると思います。
AIやITなどが高度に進歩し、ますます多様化、複雑化する現代社会では、グローバルとローカルの双方の事象を総合的にマネジメントすることが重要であり、そのためには、様々な視点から物事を捉え、しっかり考え、そして勇気をもってチャレンジすることが肝要です。
下田市役所としましても、市民の皆様とのコミュニケーションを大切にしながら、諸課題に正面から取り組み、安全で文化的で賑わいのあるまちづくりに向け努力してまいりますので、今年も皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 
最後になりますが、新しい年が皆様にとって素晴らしい一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

■下田市議会議長
中村 敦

新年あけましておめでとうございます。市民の皆様とともに、輝かしい新春を迎えられたことに深く感謝申し上げます。 
黒船来航で日本が、下田から世界に門戸を開いて170周年だった令和6年、今度はピンク色の「桃船」が来航しました。それは東海汽船の試験就航で、東京までたった130分の高速ジェット船。船なのに速くて揺れないそれは船旅の概念を覆し、せっかちで欲張りな観光客にはぴったりの、「新しい観光」を掲げる下田へのアプローチにふさわしいアトラクション的移動手段と言えるものでした。定期就航を目標に、まずは季節運行を実現させ、再び下田を世界にアピールしたい新年です。この運行を企画実行した関係各位には感謝と敬意を表します。 
新庁舎(活用棟)に移転して早8か月。オフィスは快適で、コンパクトな議場も設備は最新、利便性が向上しました。校舎から庁舎への改修は全国でも珍しく、今ある価値を磨き残す、小さな下田の大きな魅力を世界に発信する「グローカルCITYプロジェクト」にも通じ、視察の多さが注目度の高さを示しています。 
注目といえばSリーグ(プロサーフィンリーグ)開催、デジタルノマド誘致、全国路地サミット開催、Sea級グルメ全国大会ではおいしさ部門大賞、大河ドラマ「光る君へ」のロケ地にもなって他にも盛りだくさん。民間も庁内各課も競うように新企画を打ち出しています。シャッター街といわれた旧町商店街では空き店舗対策事業が功を奏し新店が続々オープン。街が生まれ変わりつつあります。今は点と点の様々な取組が線となり面となり、やがて積み上がり俯瞰(ふかん)したとき、それは次世代に残すべく輝く下田の姿でしょう。 
片や課題も山積で、地域周産期医療、子育て・就学支援、公共交通維持等々、少子高齢化・人口減対策の直近の課題です。 
しかし如何なる時も私たち市民が、自然と共生し心豊かに暮らす事こそが、定住・移住にも観光にも選ばれるまちとなるでしょう。さらなる公共の福祉と安心安全の充実を図るべく、共に考え協働し、明るい未来へ向かって議会は邁進する所存です。 
皆々様と下田市のより良い年となりますよう祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。本年もご支援ご鞭撻の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

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