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自治体の皆さまへ

知っていますか?糖尿病 糖尿病の重症化を予防しましょう!(2)

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静岡県下田市

■糖尿病の合併症とは?
血糖の濃度(血糖値)が高い状況が続くと血管が傷つき弱ります。そのままの状態が続くと、血管が硬く狭くなり、全身の血管や神経に影響を及ぼします。脳卒中・認知症・歯周病・フレイルなど、さまざまな健康問題のリスクにも影響していることが明らかになってきました。

■糖尿病三大合併症
▽糖尿病性神経障害
神経の働きが鈍り、手足のしびれや冷え、感覚の麻痺など様々な症状が現れます。重症化すると壊疽(えそ)や潰瘍(かいよう)を起こし、指や足の切断が必要になることもあります。

▽糖尿病性網膜症
眼の網膜の血管が傷つき、視力低下や眼底出血などが現れます。進行すれば失明の原因にもなります。

▽糖尿病性腎症
腎臓の血管が傷つき、腎機能が低下します。悪化すると腎不全となり、人工透析や腎臓移植などが必要になることもあります。現在では、新規に人工透析を始めるひとの約4割は糖尿病性腎症が原因です。

●~健診を受けて健康状態を把握しましょう~
特定健診は、健康状態を把握する良い機会です。健診を受けることで、病気の予防や重症化の予防、早期発見早期治療につながります。健康に自信がある方も、健診結果を確認して、自分のいまの状態を把握しましょう。
特定健診は、加入している医療保険者が主体となり実施します。国民健康保険へ加入している方は、市から特定健診・健康診査のお知らせが届きます。年に1度の健診を、必ず受けるようにしましょう!

■腎臓専門医からのメッセージ
「専門医」とは、その診療科や分野において高度な知識や経験、技術を有するとして認定を受けた医師のことです。さまざまな領域の専門医の先生方が地域医療を支えてくださっています!
ここでは、糖尿病と腎臓の専門医の方々をご紹介します。

▽下田循環器・腎臓クリニック(高馬) 腎臓専門医 花房 雄治(はなふさゆうじ)医師
のぞみ記念 下田循環器・腎臓クリニック腎臓専門医の花房です。賀茂地区は高齢者が多く、糖尿病未治療の患者さんも少なくありません。また、治療中の患者さんの中にもHbA1cが7.0%以上の方も多いようです。糖尿病は微小血管に障害を与えるため、網膜症や閉塞性動脈硬化症など生命を脅かし、生活の質(QOL)を著しく低下させる疾患へと進展します。特に、糖尿病性腎症による慢性腎不全は血液透析を必要とし、QOLをさらに低下させます。早期で、HbA1cが7.0%未満であれば、合併症は予防できますので、悪化する前にきちんと診断をして、早期に治療を行う重要性を啓蒙(けいもう)してゆきたいと考えております。

・SHK、小林テレビの番組「ドクター花房のテレビ健康教室」を放送しています!
YouTubeでも見ることができます。詳しくはホームページ等をご覧ください。

▽伊豆ライフサポートクリニック(中) 腎臓専門医 今井 利美(いまいとしみ)医師
医療法人社団研真会 伊豆ライフサポートクリニックは腎臓病を中心とした慢性疾患の重症化予防を目標とし、内科診療および人工透析療法を提供いたします。腎臓病の診療については、定期的な受診、検査で病状を評価し治療をご提案します。食事療法をはじめとした生活療法は重要であり、また腎臓病以外のご病気があれば、その治療は欠かせません。患者様とご相談しながら専門医療機関へご紹介いたします。
患者様に寄り添った医療を通して賀茂地域の医療に貢献できるよう、スタッフ一同努めて参ります。

※専門医については、下田・南伊豆ブロックに所在する医療機関の医師を掲載しています。

問合せ先:市民保健課健康づくり係(東本郷庁舎窓口(5))
【電話】22-2217

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