YOU and IZUNOKUNI(あなたと伊豆の国) 第16回

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松下(まつした)　友紀(ともき)さん
伊豆の国市CIO補佐官

■声を聞き、共に考え、暮らしを便利に
伊豆の国市のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を進める最高情報責任者(CIO)=市長を、専門的知識と経験で支援するCIO補佐官の松下さん。小学生の頃にプログラミングを始め、学生時代にゲーム、パソコン通信、音楽・HP作成なども経験し、NTT西日本入社後は次世代ネットワークの立ち上げにも関わった生粋のデジタル人間。県内外の自治体のデジタル化に携わった後、昨年、伊豆の国市のCIO補佐官に就任しました。
「補佐官というとただアドバイスするだけの人と思われがちですが、市職員たちの『どうしたら市民の暮らしを便利にできるか』という相談に乗り、共に考え、実現に向けて市職員をサポートすることが役目だと思っています」。『職員目線』よりも『市民目線』を大切にする松下さんの信念は、次世代ネットワーク立ち上げの経験で培われました。「自分たちが提供したいサービスと、利用者が求めるサービスが最初から同じということは、まずない。利用者のニーズを把握し、そのギャップを埋めて初めて、意味のあるサービスを提供できる。だから、市民の声を大切にしなくてはならないんです」。
9月1日、市民の利便性向上を目指して市公式LINEサービスがリニューアルしたばかり。「DXは難しいようで身近な存在。まずは試していただき、『ここが便利になったらいいな』という声を上げてほしい。その声が、皆さんの暮らしをもっと便利にしていきます」。
松下さんのDX推進計画は、まだ始まったばかりです。