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自治体の皆さまへ

見て! 知って! がん検診のススメ

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静岡県伊豆の国市

■やばい一 「がん」は急成長する!
皆さんは、がん細胞が、どのくらいの時間で成長するか、知っていますか?1cmの「がん」が2cmになるまでは、たったの1〜2年と言われています。その期間を超え、全身へ転移すると切除が難しくなり、抗がん剤や放射線など、経済的にも、精神的にも負担の大きい治療が必要です。その1〜2年のうちに「がん」を見つけることが大切です。
1cm大で発見できると、比較的簡単な切除で済むことも多く、治療後の身体の回復や、日常生活への復帰も早くなります。仕事も短期間の休暇で復帰が可能です。しかし見逃すと、「がん」はどんどんたちが悪くなります。下のグラフは、がん検診者のうち、がん発見者14人の内訳を示しています。14人中早期発見者は4人いました。負担が大きくなる前に発見できるよう、がん検診の受診間隔は、1〜2年ごとに設定されています。

○令和3年度伊豆の国市がん検診者のがん発見者数(14人)

■やばい二 伊豆の国市はなぜか大腸がんが多い!
伊豆の国市は、男女ともに大腸がんで死亡する人が静岡県平均よりも多く、約1.3倍。原因は不明です。がん検診は自宅で便をとるだけの簡単な検査。しかし、受診しないばかりに、「がん」を進行させてしまっている可能性があります。
原因が不明だからこそ、早期に発見しておくことが大事。身体・精神的負担が少ないだけでなく、経済面での負担も少なくて済みます。

▼「がん」の進行によって費用がプラスされるもの
○食事代
○ベッド差額代
○保険適用外の先進医療費

さらに「がん」が進行すると

○抗がん剤治療費
○CTやMRIなどの定期検査費

○大腸がんステージ別入院費用(3割負担)と5年後の生存率

出典:国立がん研究センター「院内がん登録生存率集計」厚生労働省「医療給付実態調査」

■がん経験者のコメント(1) 毎年受けられるのに利用しない手はない!
検診で見つかった初めての乳がんはステージ2。リンパ節切除をした右側の腕のむくみに今も悩まされています。2回目は、マンモグラフィー検査ではわかりにくい「ステージ1の乳がん」を、エコー検査で見つけ、手術をすることができました。
隔年でマンモグラフィーとエコーができる市は、近隣ではありません。私は、半年で6mmも「がん」が大きくなっていました。毎年受けていなかったら、そして、精密検査を躊躇していたら、命はありませんでした。毎年がん検診を受けられるのに、利用しない手はありません。いつ病魔に侵されるかわからないという危機感を持って、がん検診を受診しましょう。

■がん経験者のコメント(2) 検診を受けて、がんを正しく恐れること。
検査結果を見て、間違いではと思いながら精密検査を受けました。結果は「がん」。頭の中が真っ白になりました。不安な日々の中、厳しい情報もありましたが、敵を知ることで治療に前向きになることができました。がんの進行度はステージ1。手術後に薬物療法と放射線治療を受けました。手術から10年が過ぎ、幸いにも普通の生活を送っています。「健康」ほど、お得なものはありません。今でも、「がん」は怖いと感じます。でも、定期的に検診を受けて、正しく恐れることが大切だと考えています。

■この青い封筒が届いたら、すぐ開封!!
5月中旬に、検診ガイド(青色の窓つき封筒)を対象者の皆さんに郵送しました。1万5千円~3万円のがん検診費用を市が負担しますので、とてもお得です。検診を受けて、「がん」で亡くなる人を一人でも減らしましょう。

■「がん」が見つかったらひとりで悩まず、相談を
もし「がん」が見つかっても、一人で悩まず相談してください。無料、匿名で「がん」に関する相談を受け付けています。
★静岡県立静岡がんセンターよろず相談【電話】055-989-5222
★健康づくり課【電話】055-949-6820

問合せ:健康づくり課
【電話】055-949-6820

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