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自治体の皆さまへ

〔新春特集〕Izunokuni City Volunteer 消防団(1)

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静岡県伊豆の国市

皆さんは消防団を知っていますか。
地域に暮らし、自らの仕事を持ちながら、地域を守る消防団。しかし、団員数は年々減少しています。
この特集では、いざというときに私たちを守る消防団の果たしている重要な役割を紹介します。

■地域を守る、地域の若者たち
伊豆の国市消防団 荻野(おぎの)一義(かずよし)団長

伊豆の国市消防団は、自分たちの地域を守るため、日々活動しています。近年、災害が多発し、消防団の重要性は増していますが、団員数は全国的に減少し、存続の危機であると感じています。
しかし、消防団は地域の安全と安心を守る要として欠かせない存在です。なぜなら、地域に住む消防団員は、いち早く火事場に到着して初期消火をし、消防署員の到着後も後方支援を行うことができます。また、地震や風水害でも、救助や警戒巡視といった活動で地域を守ります。「消防団がいて良かった」と皆さんが実感するのは、こういった非常事態が起きたときかもしれませんが、私たちは平時から訓練や区内の巡回などを行い、地域の安全と安心を支えています。
また、消防団としての活動は、団員自身にとっても大きな財産となります。その一つが地域とのつながりです。消防団には、同じ地域の、幅広い年代の若者が集まります。私自身も、20代から消防団員として活動してきましたが、そこで築いた人間関係は一生の宝です。さらに、活動の中で習得できる消火や救命のスキルは、いざというときに大切な人を助ける力になるでしょう。
消防団員は、皆さんの地域に住み、地域を守る志を持った若者たちです。地域の防災リーダーとして活動する消防団をご理解いただき、これからも、温かい目で見守っていただきたいと思います。

■消防団とは?
消防団は、「自分のまちは自分で守る」という理念のもと、地域の防災のために活動している非常備の消防機関です。その構成員である消防団員は、非常勤特別職の地方公務員として、災害時の消防・防災活動や、平時の訓練などに従事しています。普段は会社員や自営業、学生などの本業を持ちながら、地域の安全と安心のために、「もう一つの顔」の消防団員としても日々活動しています。

■消防団の特性
▽特性(1) 地域密着性
管轄区域に居住、または通学・通勤しており、地域事情などに通じていて、地域に密着した存在

▽特性(2) 要員動員力
団員数は304人。消防職員(消防士)56人の約6倍の人員
※令和5年4月1日現在。消防職員は田方中消防署在籍数。

▽特性(3) 即時対応力
団員は、日頃の訓練から知識・技術習得に励んでいて、災害発生時には即時に対応できる能力を保有


*世帯数および人口は令和5年12月1日現在
▽第1分団
管轄区域:古奈・富士見・墹之上(2,011世帯/4,295人)
団員数:24人
旅館や観光 文化伝統を守る

▽第2分団
管轄区域:長岡・花坂・天野(2,899世帯/5,232人)
団員数:22人
温泉街のにぎわいと安心を守る

▽第3分団
管轄区域:小坂・長瀬・戸沢(367世帯/833人)
団員数:26人
葛城山と狩野川 自然を守る

▽第4分団
管轄区域:北江間・南江間(1,462世帯/3,341人)
団員数:28人
江間の安全と安心を「絆」で守る

▽第5分団
管轄区域:土手和田・金谷・山木・多田・長崎(1,534世帯/3,571人)
団員数:17人
江川邸 史跡と地域を守る

▽第6分団
管轄区域:奈古谷(931世帯/1,880人)
団員数:14人
毘沙門天 郷土と奈古谷の安全を守る

▽第7分団
管轄区域:原木・四日町・寺家・中條(3,499世帯/7,943人)
団員数:21人
最大の人口 風水害から人を守る

▽第8分団
管轄区域:南條・中・内中(2,669世帯/5,789人)
団員数:23人
韮山反射炉 地域と文化財を守る

▽第9分団
管轄区域:大仁・吉田・中島・神島(1,610世帯/3,494人)
団員数:25人
かわかんじょう 文化と暮らしを守る

▽第10分団
管轄区域:三福・浮橋・田原野・長者原・下畑(1,333世帯/3,153人)
団員数:28人
市内最大の管轄「やる時にはやる男たち」

▽第11分団
管轄区域:田京(1,562世帯/3,354人)
団員数:33人
文化継承と人情 暮らしの安全を守る

▽第12分団
管轄区域:守木・御門・立花・白山堂・宗光寺・田中山(1,700世帯/3,843人)
団員数:19人
美しい里山 ふるさとを守る

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