【コラム】けんこうの窓～健康づくり課通信～

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このコーナーでは、暮らしに役立つ情報をコラムで掲載します

第28回：沈黙の臓器～あなたの肝臓は大丈夫?～

脂肪肝という言葉を聞いたことがありますか?脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪がたまった状態で、肝細胞30%以上に中性脂肪がたまると脂肪肝と診断されます。
脂肪がたまる原因は、多量飲酒によるアルコール性と、飲酒を伴わない肥満・脂質異常症・糖尿病などによる非アルコール性に分類されます。少し前までは、肝硬変に進行するのはアルコール性のみと考えられていましたが、非アルコール性であっても、一部の人は非アルコール性脂肪肝炎に移行し、肝硬変や肝臓がんになることがわかってきました。
肝臓は沈黙の臓器と呼ばれ、脂肪肝の初期にはほとんど症状がなく経過し、やがて肝炎を起こし、肝硬変や肝臓がんに移行します。
脂肪肝と言われたら、原因となる飲酒や過食、肥満、運動不足などを解消することが必要です。

■肝機能改善プラン
できることから始めましょう!
運動・身体活動：日常生活で体を動かしましょう。歩数計で1日8千歩～1万歩を目標にすると、内臓脂肪の減少に効果的です。
・エレベーターやエスカレーターをやめ、階段を使う
・買い物や通勤を徒歩に変える
・スポーツを始める
食事：食事の量や内容を工夫しよう。
・1日3食を規則正しく。朝食はしっかり、夕食は軽めに
・肉より魚を選び野菜をたくさんとる
・飲酒量を減らす
記録する：体重や腹囲を定期的に測定し、アルコール摂取量などと合わせて記録しましょう。

問合先：健康づくり課
【電話】978-7100