文字サイズ
自治体の皆さまへ

9月は世界アルツハイマー月間

2/38

静岡県函南町

「国際アルツハイマー病協会」は世界保健機構(WHO)と共同で9月を「世界アルツハイマー月間」と定めています。認知症になる可能性は誰にでもあります。町では認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らせるまちづくりを目指しています。

■認知症について知ろう!
認知症は高齢になるにつれて発症しやすくなるため、2025年には65歳以上の高齢者の5人に1人が発症すると推計されています。誰もが認知症になったり、認知症の人と関わったりする可能性があります。
◇認知症とは?
脳の病気や障害などのさまざまな原因により、認知機能が働きにくくなったために、生活上の問題が生じ、暮らしづらくなっている状態です。

◇若年性認知症とは?
65歳未満で発症する認知症を「若年性認知症」といいます。社会や家庭で重要な役割を担っている働き盛りでの発症となるため、仕事や家事に支障が生じるなど、経済上・日常生活上の問題が生じます。

◇認知機能とは?
ある対象(人・モノ・情報)を目・耳・鼻・舌・肌などの感覚器官でとらえ、それが何であるかを解釈したり、思考・判断したり、計算や言語化したり、記憶に留めたりする働きのことです。

■認知症の症状
・短い間の記憶がなくなる。
(例)昼食を終えて5分たつと「昼は何を食べたっけ?」と食べたものがわからなくなる。
・自分の家の方向や場所や形が分からなくなる。
(例)「ここがどこかわからない。家に帰るにはどうすれば?」と家や目的地に辿り着けなく徘徊(はいかい)する。
・日にちや季節が分からなくなる。
(例)「今日は何日だっけ?」と予定などを忘れてしまう。

こんな症状が見られたら

◇地域包括支援センターへ
センターでは、「これって、もしかしたら認知症?」「家族が認知症かもしれない、対応に困っている」などの、本人や家族からの相談を受け付けています。

問合先:地域包括支援センター
【電話】978-1700

■町の取り組みを紹介します
◇函南町高齢者安心地域ネットワーク
認知症などで行方不明になる心配がある人のために、事前登録ができます。登録申請をすると、その情報を地域の関係機関と共有し、行方不明になった時、できるだけ早く家族のもとに帰れるようにするためのネットワークです。登録は、本人または家族が地域包括支援センターにご相談ください。

◇どこシル伝言板
函南町高齢者安心地域ネットワークに登録すると、QRコード付きの見守りシール交付事業「どこシル伝言板」の利用登録ができます。
行方不明になる心配がある人の衣類や帽子、杖などにQRコード付きシールを貼り、発見者がQRコードをスマートフォンで読み取ることで、家族や介護者に通知できます。伝言板を使って連絡するので、本人・家族・発見者の個人情報が流出することなく24時間365日使え、発見者と家族をつなぐことができます。

・どこシル伝言板登録方法
対象:函南町安心地域ネットワークに登録されている人
費用:利用料390円(初回のみ)追加でシールを購入する場合は別途費用徴収
配布物:QRコード付き見守りシール40枚セット
申込み:福祉課窓口まで介護者などのメールアドレスと利用料を用意し、お申し込みください。

驚かせないように、相手の正面にまわり、やさしい口調とおだやかにはっきりとした話し方で「お手伝いすることはありませんか」などと声をかけてください。
※QRコード付き見守りシール見本は本紙参照

■認知症サポーターになろう!
認知症サポーターとは、何か特別なことをする人ではありません。認知症について正しく理解し、偏見を持たず認知症の人や家族をあたたかく見守る応援者のことをいいます。
◇サポーターになるには
小中学校や高校、企業や地域など、さまざまな場所で認知症サポーター養成講座を開催しています。講座の申し込みは地域包括支援センターにお問い合わせください。

地域の皆さんへ 認知症の人への対応心得3つの「ない」
(1)驚かせない
(2)急がせない
(3)自尊心を傷つけない

問合先:福祉課
【電話】979-8126

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU