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【コラム】けんこうの窓~健康づくり課通信~

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静岡県函南町

第36回:対策してますか?「子宮頸がん」

子宮頸がんは子宮の入り口にできるがんのことで、主にヒトパピローマウイルス(HPV)による感染が原因です。子宮頸がんになる割合の多くが20~30代といわれ、妊娠・出産年齢と重なり、女性にとって深刻な病気です。日本では、年間1万人以上の人が子宮頸がんと診断され、また約2900人が命を落としています。
一方で子宮頸がんは、予防できるがんともいわれており、ワクチン接種により感染を予防できます。HPVウイルスによる感染は主に性交渉によっておこるため、性交渉の経験がある女性は誰でも感染するリスクがあります。そのためウイルスに感染する前のワクチン接種が一次予防として大切です。
また、二次予防としては2年に1度の検診を受け、がんになる前段階やがんの初期に早期発見・治療を行うことが重要です。子宮頸がんは初期の自覚症状が出にくく、自分では気づきにくいため、定期的に検診を受けましょう。
町では、20歳以上の女性を対象に子宮頸がん検診を実施しています。町内には、対象の女性が約1万2千人いますが、子宮頸がん検診受診者は約2千人程度にとどまり、受診者のうち毎年、数人子宮頸がんが発見されています。早期がんで発見するためには1~2年に1度の検診受診が必要です。この機会に自分の身体と向き合い、また家族の身体について考えてみませんか。
厚生労働省監修の女性の健康推進室ヘルスケアラボでは、女性に知ってほしい身体と心の特性が分かりやすく掲載されています。ご活用ください。

問合先:健康づくり課
【電話】978-7100

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