第16回:点検中に屋根を壊された? 点検商法に注意
《事例》
近所で工事しているという事業者が来訪し「お宅の屋根がめくれているのが見えました。屋根に登って点検します」というので依頼しました。
点検後、屋根が浮いている写真を見せられ、そのままにしておけないと思い、約30万円の修理を契約しました。
その後、家族の勧めでハウスメーカーに確認してもらうと「釘を引き抜いたような新しい傷がある」と言われました。
《ひとこと助言》
○突然訪問してきた事業者に安易に点検させないようにしましょう。点検箇所をわざと壊して撮影し勧誘するなど、悪質なケースも見られます。
○点検後に修理を勧められてもその場で契約しないようにしましょう。別の専門家に確認を依頼したり、複数の事業者から見積りを取ったりするとよいでしょう。
○家族や周囲の人は、不審な人物が来ていないか、見慣れない書面がないかなど、高齢者の様子に気を配りましょう。
○工事終了後でも、クーリングオフできる場合があります。
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