富士宮市は、数多くの文化財が点在する歴史のまちです。まちの魅力的なスポットを訪ね歩き、身近に見て・触れて・感じてみませんか。
■白糸地区 内野の火伏念仏
内野の火伏念仏(ひぶせねんぶつ)(市指定無形民俗文化財)は、火災除けの念仏行事で、300年以上続いているとされています。内野地区では1月18日、足形地区では3月14日に行われます。江戸時代に集落全体が火事にあったことから、二度と火災が起こらないことを願い始まったとされ、家の繁栄や幸福への願いも込められています。
火伏念仏は、新築または改築した家で行われ、その会場を当屋(とうや)と呼びます。六斎衆(ろくさいしゅう)と呼ばれる人々を中心に、集落の人が集まって阿弥陀三尊(あみださんぞん)の掛軸を掛けたり、天井を五色の紙で飾り付けるなどの準備を行い、太鼓と鉦(かね)の音にあわせて念仏を唱えます。特徴のある念仏の唱え方は、六斎衆以外には唱えることが難しいとされています。
念仏は、午前から始まり、夕方まで続きます。最後には、来場者が天井の飾りを奪い合ったり、餅投げが行われます。飾りは火災除けのお守りに家に持ち帰ります。
近年は、当屋の確保が難しいため、内野区民館が会場となっており、1年に1回、交互に1月18日と3月14日に行われます。
◇令和6年は6年ぶりに個人宅で開催されます
誰でも見学ができます
日時:1月18日(木)
日時:文化課
【電話】22-1187
◇歩く博物館 火伏念仏と内野地区の歴史をめぐる特別コース
平成30年3月14日に開催した歩く博物館探索会の資料です。内野の火伏念仏の動画を視聴できます。
【HP】トップページ→市民の皆さんへ→教育・文化・スポーツ→郷土資料館→歩く博物館探索会→火伏念仏と内野区の歴史をめぐる特別コース
◇歩く博物館ガイドブック(有料ガイドブック)
全24コースの地図と解説付きです。
料金:500円
申込み方法:市役所6階文化課、埋蔵文化財センターの窓口で
その他:郵送で購入したい場合は、電話またはメールでお問い合わせください。
問合せ:文化課
【電話】22-1187【メール】e-bunka@city.fujinomiya.lg.jp
問合せ:文化課
【電話】22-1187【FAX】22-1209
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