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ふるさと再発見!!歩く博物館

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静岡県富士宮市

富士宮市は、数多くの文化財が点在する歴史のまちです。まちの魅力的なスポットを訪ね歩き、身近に見て・触れて・感じてみませんか。

■北山地区 北山本門寺と用水路
北山本門寺(きたやまほんもんじ)(重須(おもす)本門寺)は、富士宮市の「富士五山※1」と呼ばれる5つの有力寺院の1つで、日蓮の高弟(こうてい)※2・日興(にっこう)が永仁6(1298)年に開いたとされる寺院です。
境内には、日興が題目を唱えながら植えたとされる「北山本門寺のスギ(題目杉)」(静岡県指定天然記念物)や、「貞観政要(じょうがんせいよう)※3 巻第一(日蓮筆)」(国指定重要文化財)など、貴重な文化財があります。
また、徳川家康が天正10(1582)年に甲斐国(かいのくに)(山梨県)の武田氏を攻めた際に、北山本門寺からお守りとして借りた曼荼羅(まんだら)※4に銃弾が命中し、家康の身代わりになったと伝えられています。この曼荼羅は、「鉄砲曼荼羅(てっぽうまんだら)」と呼ばれ、北山本門寺に所蔵されています。

◇本門寺(北山)用水の整備
武田氏に勝利した家康は、「鉄砲曼荼羅」のお礼として、当時の北山本門寺の貫首(かんじゅ)※5であった日出(にっしつ)の願いにより、水不足に悩む北山本門寺周辺の人々のために、家臣の井出正次(いでまさつぐ)に命じて、用水路を整備しました。整備された用水路は、「本門寺(北山)用水」と呼ばれ地域の重要な水として、現在も利用されています。
※1…大石寺、北山本門寺、西山本門寺、久遠寺、妙蓮寺
※2…多くの弟子の中で特に優れた人
※3…中国で生まれた政治のポイントをまとめた書物
※4…僧侶が書いた本尊となるもの
※5…住職

◇歩く博物館Eコース〔北山地区〕中道往還の旧道を歩くコース
市役所6階文化課、郷土資料館(文化会館内)、出張所または市公式ウェブサイトなどにあります。
【HP】トップページ→市民の皆さんへ→教育・文化・スポーツ→郷土資料館→歩く博物館

◇歩く博物館ガイドブック
全24コースの地図と解説付きです。
料金:500円
申込み方法:市役所6階文化課、埋蔵文化財センターの窓口で
その他:郵送で購入したい場合は、電話またはメールでお問い合わせください。

問合せ:文化課
【電話】22-1187【メール】e-bunka@city.fujinomiya.lg.jp

問合せ:文化課
【電話】22-1187【FAX】22-1209

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