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ふるさと再発見!!歩く博物館

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静岡県富士宮市

富士宮市は、数多くの文化財が点在する歴史のまちです。まちの魅力的なスポットを訪ね歩き、身近に見て・触れて・感じてみませんか。

■富士根北地区
◇村山の山伏(やまぶし)と護摩焚(ごまだ)き
毎年7月10日のお山開きでは、冨士山興法寺(こうほうじ)・村山浅間神社境内の護摩壇で、山伏が護摩焚(ごまだ)き※1を行います。
平安時代末期、富士山は仏で、山頂に仏が神の姿となって現れると考えられるようになりました。富士山の噴火が収まると、富士山で修行する山伏が現れ、村山を拠点に「山にこもって厳しい修行をすると悟りが開け、不思議な力が得られる」という信仰(修験(しゅげん)道)を実践するようになりました。
登山シーズンが終わると、山伏は約1ヵ月間、富士山や山麓で富士峰修行を行いました。富士峰修行は、はじめに村山で護摩を焚き、富士山中での修行を終えた後、御殿場や須山方面に下って麓の村で加持祈祷(かじきとう)※2を行いながら、再び村山に戻って護摩を焚くというものでした。

※1 願いが仏の世界に届くように、護摩木に願いを書いて焚き上げる神事
※2 病気や災難から身を守るために神仏に祈ること

◇杉田の礼拝石(れいはいせき)
杉田には、村山の山伏が富士峰修行の最中に加持祈祷を行った「礼拝石」があります。
村山浅間神社が発行した富士山の登山案内図「富士山表口真面之図(ふじさんおもてぐちしんめんのず)」には、東海道から村山へ向かう道の脇に礼拝石が描かれています。
このことから、礼拝石が登山者にとって、目印としての役割があったことが読み取れます。

▼歩く博物館Dコース(富士根北地区)
ー湧き水を活かした産業コースー
市役所6階文化課、郷土資料館(文化会館内)、出張所または市公式ウェブサイトなどにあります。
【HP】トップページ〉市民の皆さんへ〉教育・文化・スポーツ〉郷土資料館〉歩く博物館

▼歩く博物館ガイドブック
全24コースの地図と解説付きです。
料金:500円
申込み:市役所6階文化課、埋蔵文化財センターの窓口で
その他:郵送で購入したい場合は、電話またはメールでお問い合わせください。

問合せ:文化課
【電話】22-1187【E-mail】e-bunka@city.fujinomiya.lg.jp

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問合せ:文化課
【電話】22-1187【FAX】22-1209

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