富士宮市は、数多くの文化財が点在する歴史のまちです。まちの魅力的なスポットを訪ね歩き、身近に見て・触れて・感じてみませんか。
■[万野原新田地区]富士山の水害と防災
富士山には、いくつもの沢があり、大雨が降ったときに、土砂とともに雨水を麓に流す排水路の役割を果たしています。
弓沢川と風祭川の間に広がる万野原には、沢が発達していないため、雨水の通り道となり、かつて万野原や大宮町は多くの被害を受けていました。
その対策として、江戸時代に雨水を弓沢川に流すための一番堀と二番掘が造られました。
江戸時代末期に大宮町の造り酒屋の店主が記した『袖日記』には、安政3(1856)年7月、大宮町のほぼ全戸の住民と万野原の住民が、荒れた一番堀・二番堀を20年ぶりに堀浚いをしたと書かれています。その後も堀浚いが継続して行われていることから、この堀が雨水の排水に必要なものであったことがわかります。
明治40(1907)年7月の大雨で、一番堀と二番堀の雨水があふれ、大宮町が洪水となったため、明治43(1910)年、山宮から万野原を通り弓沢川まで繋がる三番堀が造られました。
その後、昭和44(1969)年には、4番目の堀となる大宮都市地下水路(現弓沢川右岸4号幹線)が造られました。
※詳しくは本紙24ページをご覧ください
■歩く博物館 Nコース《万野原新田地区》万野原開墾の歴史コース
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■歩く博物館ガイドブック
全24コースの地図と解説付きです。
料金:500円
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