富士宮市は、数多くの文化財が点在する歴史のまちです。まちの魅力的なスポットを訪ね歩き、身近に見て・触れて・感じてみませんか。
■[西山・大久保地区]西山本門寺の参道
西山本門寺は、富士宮市の「富士五山※1」と呼ばれる5つの有力寺院の1つです。日興の弟子「日代」が康永3(1344)年に開創し、公家・大名などの援助を受けて寺内に坊や堂を多数整えました。
寺には、国指定重要文化財の「紺紙金字法華経※2」や「日蓮遷化記録※3」、県指定文化財の「西山本門寺本堂厨子※4」など、多くの文化財が保存されています。
境内南側の黒く塗られた黒門からは、約1kmの参道に、200段以上の石段が続き、その脇には、江戸時代の繁栄が伺える坊の跡や現在の本堂があります。
参道の先には、本尊堂(当時の本堂)、御影堂、開山堂の跡や石灯籠が残り、寛文7(1667)年と寛文10(1670)年の年号が記されています。この3つの堂は、安政2(1855)年の大地震(安政の大地震)で被害を受けたため、当時の客殿が、現在の本堂となりました。
また、土地を寄進して西山本門寺の開山に尽力したといわれる地元の有力者「大内安清」の墓や、西山本門寺に関連する日蓮・日興・日代の石塔なども建てられています。
※1 上条大石寺、北山本門寺、下条妙蓮寺、小泉久遠寺、西山本門寺
※2 紺紙に金字で記されている、仏の教え(言葉)をまとめたもの
※3 日蓮の弟子の1人であった日興が、日蓮の葬送の次第を記したもの
※4 仏像や経典を安置する仏具(この厨子には宗祖日蓮の坐像が納められている)
■歩く博物館 Uコース《西山・大久保地区》西山本門寺をたずねるコース
市役所6階文化課、郷土資料館(文化会館内)、出張所または市公式ウェブサイトなどにあります。
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■歩く博物館ガイドブック
全24コースの地図と解説付きです。
料金:500円
申込み:市役所6階文化課、埋蔵文化財センターの窓口で
その他:郵送で購入したい場合は、電話またはメールでお問い合わせください。
問合せ:文化課
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